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タムロン ベトナム生産拡大報道 中国リスク軽減へ

日本経済新聞が、タムロンがベトナム生産を大幅に拡大すると伝えています。米中の貿易摩擦のリスクを軽減するのか目的で中国工場は同国内向け製品の生産拠点になるとのこと。

タムロン工場

ベトナムで2箇所目の工場が2025年に稼働するとのこと。米中貿易摩擦のリスク(関税率など)を軽減するためで " 新工場を含めたベトナムを世界に向けた輸出拠点として育成し、地政学リスクの低減を目指す方針 " と伝えています。※中国で生産した製品を米国に輸出する際に通常の関税2.3%に加えて25%の上乗せ関税が課される

タムロン 日本 / 中国 / ベトナム 生産比率

  • 2024年 … 10% / 65% / 25%
  • 2030年 … 10% / 40% / 50%

現時点におけるタムロンの生産最大拠点は中国工場で、2030年には中国工場が40%、ベトナム工場を50%に引き上げる目標の模様。日本工場は生産技術開発拠点に位置づけています。

これ以降はデジカメライフ雑談になります。

株価

今年のタムロンの業績は絶好調で株価は2024年10月21日時点で年初来+64.81%でうなぎ上り。写真関連事業はアジア圏の売上が日本・北米・欧州市場を大きく上回っているのが特徴的。やはりアジア圏の売上の多くは中国市場が占めている模様。中国市場の需要は中国工場、それ以外の世界市場はベトナム工場といった感じでしょうか。※株価のスクリーンショットはGoogleFinanceより

そうえいばタムロンの筆頭株主であるソニーは一足早く世界向けと中国向け分けて生産しています。