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Touit レンズは、カールツァイスが設計販売サービスすべて手掛けているレンズ

ePHOTOzine が、Eマウント Xマウント対応 Touit レンズ 12mm F2.8 32mm F1.8 を発表したカール・ツァイスのレンズインタビューを掲載しています。Touit レンズは、設計販売サービスすべてカール・ツァイスが手掛けているレンズで、製造は日本のメーカーが請け負っているそうです。

  • Touit レンズは単焦点レンズからスタートしたが、最終決定していないがズームレンズも選択肢のひとつと考えている
  • フォトキナ 2012で発表したように、次に市場投入するTouit レンズは、50mm F2.8 マクロになる
  • 今後もユーザーが望むミラーレスレンズを市場投入していく予定だが、現時点ではAPS-Cセンサーを搭載している Eマウント Xマウント Touit レンズに注力していく
  • Touit レンズはAPS-Cセンサーと光学的にもサイズ的にも重さ的にもバランスが取れているレンズで、技術的にはマイクロフォーサーズ用レンズ展開可能だが今のところその予定はない
  • これまでのAマウントとEマウントのツァイスレンズは、ソニーが先頭に立ってカール・ツァイス基準を元に共同開発しソニーが販売・サービスを手がけているレンズである
  • それに対して今回の Touit レンズはカール・ツァイスが設計し販売・サービスを一手に手がけているのだ
  • 今回AFを採用したのは、これまでαとNEX用ツァイスレンズにおいてソニーとAFを共同開発した流れもあり、今回は富士フイルムも密接にレンズ開発に関わっている(Xマウントに絞りリングがあるのはこのため)
  • キヤノンとニコンレンズでMFを提供しているのは、AF周りの協力を得られないため
  • Touit 12mm F2.8 と Touit 32mm F1.8にレンズ内手振れ補正機構が搭載されていないのは、焦点距離的に手振れ補正が必要ないと判断した事と、結像性能の低下の可能性があっため光学性能を優先した
  • 別にソニーのEマウントレンズや富士フイルムのXマウントレンズに挑戦しようなどとは思っていない
  • Touitはラテン語で鳥の名前で、鳥は一般的に視力が良く、あとは柔軟な視点で人生を楽しむ意味が込められている
  • ミラーレス機はデジタル一眼レフと比べると軽くコンパクトなシステムなので、プラスチックなどの軽量素材を取り入れて仕上げている
  • Touit レンズは日本で生産されている
  • 50mm F2.8 マクロは2013年末までには店頭に並ぶ予定である

ざっくり抜き出すとこんな感じでしょうか。これまでのαとNEX用 Zeiss レンズは、ソニーがツァイスの基準を元に(共同)開発そして販売サービスを手掛けていましたが、今回の Touit レンズはカール・ツァイス主導で開発された事が分かるインタビュー記事となっています。

やはり今回富士フイルムのXマウント用レンズも用意されているだけあって、富士フイルムも開発に関わっているようですね。

あとマイクロフォーサーズ用レンズの件も触れていますが、このレンズの開発発表をした時も同じようは発言をしています。