オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro レビュー
オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro を購入して1ヵ月が過ぎました。このコラムページやブログの方で何度か60mm F2.8 マクロの試し撮りをし、サンプル画像を貼ったりしていますが、自分がこのレンズを使うシーンは一通り試し撮りが済んだので、そろそろファーストインプレッションを書いてみようかと♪
サンプル画像は、M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 MacroをOM-D E-M5に装着して撮影しています。植物・昆虫・動物・人・風景とさまざまシーンを撮影してみた自分なりのインプレッションになります。今までこのコラムページやブログの方で重複するところもあるのであしからず。
購入してから1ヵ月ほとんど60mm F2.8 マクロを付けっ放しにして色んなシーンを撮ってみたんですよ～♪ このレンズは185gですごく軽量なレンズで取り回しが良くて好印象。金属ボディを望んでいる方も多いとは思いますけど、軽量プラボディで防塵防滴で実際の使い勝手を考慮した仕様なのかな～と感じます。レンズの全長が長いのが気になる方もいるかと思いますが、自分は使ってみて気になったことは無かったかも♪ あとフォーカスリミットスイッチは、シーンによってきっちり切り替えて使った方がAFはキビキビ動いてくれる印象です。
このモノクロ写真は、今回貼ったサンプル画像の中で一番新しい写真で、個人的には撮り慣れてきたかな～と感じる1枚。これモノクロモードで撮影したJpeg撮って出しで一切レタッチはしていないのですが、素のままの描画に気に入っちゃいました。ちょっとコントラストが浮いているように感じますが、自分の感覚は逆で、日差しの強い海辺でしかも海面の反射もあり、開放F2.8 1/4000秒で撮影しているので、もうちょっと白トビもしくは画面全体的にもっと明るくなっても良いシーンと思うので、結構コントラスト粘るな～と思っちゃったんです。開放で撮っているので、浜辺のキラキラも綺麗な丸ボケで写ってくれるのもポイント高いかも。あと1/8000秒で撮影出来るOM-DなりPENが出てきて欲しいですね。
マクロレンズで外せない被写体のひとつと言えば花を代表する植物撮りではないでしょうか。F2.8ですけど、35mm換算で120mmの中望遠にあたる焦点距離ですから、ボケ味もクリーミーで綺麗にボケてくれる印象です。F2.8だとピンもそれ程浅くならないので、絞りに関してそれほど敏感になる必要はないと思います。F8.0あたりからピークが過ぎると言われているレンズなので、個人的に絞り込む時はF8.0を意識しながら撮っています。ディテールも細かく描写するので、何気に花びらの汚れが気になることも…w
昆虫・両生類全般もシャープでコントラストの立ち上がりが良いように感じます。OM-D E-M5はタッチパネルでAFポイントをすぐ変更出来るし、ミラーレス機だけにAFポイントの領域も端から端まであるので、マクロ撮影とミラーレス機の相性良いですね。絞って撮った方が良いようなシーンとは思いますが、撮るのに精一杯でF2.8開放で撮っています…w
ブツ撮りもマクロレンズだけに素材感ある描写かと。マネキンの樹脂素材感は何気にリアルに感じませんか？ クローズアップ撮影でブツ撮りは問題ないと思いますが、こういう街中で撮るスナップは焦点距離の慣れが必要に感じました。ストリート･スナップ時はマクロレンズではなく、中望遠レンズの意識付けが必要かと…自分のスナップ基準は35mm換算で50mmなので最初はかなり苦戦しました…w 1枚目の海の写真に話は戻りますが、慣れてくるとこのレンズにしか撮れない世界もあるかもしれないと感じ始めています。
野良猫だけど美猫さんがいたのパシャリ。木漏れ日越しのひだまりのシーンで、露出の設定ひとつでずいぶん描画が違うシーンだったんです。白トビしかけている箇所もきっちり毛並み具合はしっかり描画してくれているし、木漏れ日の光の強弱も写してくれているように感じました。結構前ボケもイケるんですよ♪
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macroは、オリンパスにとってマイクロフォーサーズ規格で初のマクロレンズで注目されている方も多いと思いますが、オリンパス機ユーザーであれば買って損はしないレンズかと♪ パナソニック機はボディ内手ブレ補正機構が内蔵されていないし、ライカ印のマクロレンズもありますからそちらを選択してみても面白いかも。