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雑多なコラム

OM SYSTEM 90mmマクロの発売が待ちきれない

OMデジタルが、PROレンズとして初のマクロレンズとなる「M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO」を発表。予約受付開始時に予約を入れたので発売日(2月24日)に入手できそうですが、発売日まで待ち遠しいので雑談を少しだけ。

90mmマクロ

売り出し価格が思っていたよりも安価だった

「90mmマクロ」は開発発表された時から興味津々だったのですが、一番気になっていたのか価格設定。PROレンズとして初めてのマクロレンズになるので、どのような価格帯のレンズになるのか見えなかったのです…10万円台で購入できるのか、はたして20万円前半なのか後半なのか…ひょっとして30万円を超えてくるのか…etc.

  • 公式オンラインストア … 184,800円(税込)
  • ヨドバシカメラ … 184,800円(税込)
  • マップカメラ … 166,320円(税込)
  • カメラのキタムラ … 166,320円(税込)
  • ビックカメラ … 184,800円(税込)

各量販店の売り出し価格を調べてみると、どこも20万を切った価格帯で一安心。ちなみに「90mmマクロ」の希望小売価格(税込)は231,000円となっています。「90mmマクロ」の売り出し価格は、個人的に思っていたより安価な価格設定となっていたのでためらうことなく予約は即決でした。ちなみに自分は、マップカメラで購入。

質量は500gを切る453gで取り回しは良さそう

焦点距離が90mm (35mm換算 180mm) の望遠域のマクロレンズ。上記の製品画像のように「OM-1」に装着すると大きくて重そうなレンズに見えますが、質量は500gを切っており機動性は保持してそうな感じで良さげ。「OM-1」ボディは小型なので余計にこのマクロレンズは大きく見えるのかも。

OMデジタルは、このレンズのF値が " F2.8 " ではなく " F3.5 " になっているのは、片手撮りを考慮したためで、スペックと重さのバランスを取った事を明らかにしています。

テレコンバーター装着を想定した光学設計

「90mmマクロ」は、テレコンバーターの相性を考えた上で設計した事が明らかとなっており、テレコンバーター装着時のMTFチャートも公開されています。加えてテレコンバターター装着時もAFに違和感がない模様。

実はテレコンバーター「MC-14」もしくは「MC-20」が半額になるセットも期間限定で用意されおり、「90mmマクロ」をポチった後にテレコンセットでも良かったかな~と思う事も。使いこなせるかどうか分かりませんが…w 今後テレコンバーターの購入を検討している方は、このセットを購入してみるも良いかもしれません。

ちなみにF値は「MC-14」を装着するとF5.0スタート、「MC-20」を装着するとF7.1スタートになります。

手ブレ補正 (5軸シンクロ手ブレ補正) 効果に期待

「90mmマクロ」にはISが搭載されており、レンズのみで6段分効果、ボディとの5軸シンクロ手ブレ補正で " 7段分効果 " を実現しており個人的に期待している機能の1つになります。撮影時のフレーミングも安定するみたいなので、実際の撮影フィールが気になるところ。望遠域のマクロレンズだけに手ブレ補正の効き具合は、評価を左右させる要因の1つと言えるかもしれません。

製品ページを見てみると " 手持ちハイレゾショット " もアピールしているところも興味深い。

35mm換算 最大撮影倍率4倍

「90mmマクロ」は、35mm換算 " で最大撮影倍率4倍 " を実現したマクロレンズだけでに注目しているマイクロフォーサーズ・ユーザーさんは多いのではないでしょうか。テレコンバーター「MC-20」を装着すると35mm換算 最大撮影倍率 8倍を実現しておりビックリ。

このレンズにはフォーカスリミットスイッチが採用されており35mm換算 最大撮影倍率4倍の領域で撮影する場合「S-Macro」にする必要があります。通常の「0.25m~∞」モードの時は等倍マクロになる模様。フォーカスリミットスイッチの使い分けは「M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro」を使用した事がある方は、すんなり使いこなせるのではないでしょうか

「90mmマクロ」の最短撮影距離は、0.25m~∞ : 25cm、S-Macro : 22.4cmとなっています。

レンズポーチではなくラッピングクロス付属は…

去年「OM-1」と一緒に購入した「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II」と同じ様にレンズポーチは付属せず、ラッピングクロスが付属しているのは個人的に残念…^^; やっぱり販売価格を抑える為なのかな~。そうそう少し話は変わりますけど、国内でもようやく「OM-1 + 12-40mm F2.8 PRO II」キットが用意されましたよね。海外では「OM-1」発売時からこのキットが用意されていました。

「90mmマクロ」をポチった後にレンズポーチが付属していない事に気付き、今後レンズポーチを追加購入するかもしれません。

基本的に写りに関しては心配していない

オリンパス時代から " マクロレンズ " はこのメーカーの象徴的なレンズだったので今回の「90mmマクロ」の描画性能は心配しておらず、今のところ楽しみしかありません。元祖フォーサーズ時代の銘玉「ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro」を超える存在になるのかどうか個人的に注目しています。

ちなみにレンズ構成は13群18枚。スーパーEDレンズ2枚、EDレンズ4枚、スーパーHRレンズ1枚、HRレンズ1枚を採用しています。

「90mmマクロ」を使いこなせるかどうか分かりませんが、発売されたら楽しみたいと思っています。桜の季節から存分に使える時期に発売されるので良いタイミングです。