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キヤノン 今後デジタルカメラ事業は BtoB への展開を加速

キヤノンが2015年12月期第2四半期 決算を発表し、これまでイメージングシステムで主軸だった BtoC は安定成長期に入ったとし、今後は成長が期待できる BtoB への展開を加速する事を告知しています。

キヤノン イメージングシステム 売り上げ

デジタルカメラ事業は引き続きマイナスで、コンパクトデジタルカメラはスマートフォンの影響で減少、デジタル一眼レフはアナログからデジタルへの買い替えが一巡したと見ているようです。2015年年間見通しも公開されていますが、やはり以前と同様にコンパクトデジタルカメラの落ち込みが大きいようです。※画像はキヤノン株式会社 2015年第2四半期決算説明会(PDFファイル)より

キヤノン カメラ事業展開

" デジタルカメラ事業の動向と今後の見通し " も示されていて、通常の BtoC (一般消費者向け) はスマートフォンの台頭とデジタル一眼レフの買い替え需要が一巡した事を挙げ、今後は " BtoB (企業向け) " 市場を強化していくようです。※画像はキヤノン株式会社 2015年経営方針説明会(PDFファイル)より

ネットワークカメラは、すでにソニーも参入済みで先日ソニーは " 4K ネットワークカメラ " を発表したばかりで、この分野でもキヤノンとソニーが対峙しそうな感じです。光学技術はネットワークカメラ/産業カメラだけでなく、超大型望遠鏡などにも技術展開していくようです。望遠鏡関連もニコンが控えているようです。

そしてセンサー技術では…

  • 超高解像度1.2億画素CMOSセンサー
  • 超高感度35mmフルサイズCMOSセンサー
  • デュアルピクセル CMOS AF

の3つを挙げていて、2つ目の " 超高感度35mmフルサイズCMOSセンサー " はソニー α7Sに搭載されているような特性のセンサーなのかな?と色々想像してしまうのですが、今回掲載されいるのでEOSカメラに採用されるのかどうか個人的に気になります。