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英国キヤノン「EOS R5」プロ機かつフラッグシップ扱い B&Hは商品リストにピックアップ

先日キヤノンの本気モード RFマウント フルサイズミラーレス機「EOS R5」の開発発表が行われましたが、英国キヤノンの製品ページを見てみると " プロフェッショナル ミラーレス機 " 扱いで、フラッグシップ表記も確認できます。B&Hの販売ページを見てみるとすでに「EOS R5」が商品リスト入りしています。

EOS R5 プロフェッショナル フルフレーム ミラーレス フラッグシップ カメラ

EOS R5

まず最初に英国キヤノンの「EOS R5」製品ページを見てみると、最初に " Professional mirrorless redefined " の文言が確認できます。プロ機として新たに定義し直したフルサイズミラーレス機といった感じでしょうか。

キヤノン フルサイズミラーレス機 ラインアップ

1つ階層が上のEOS Rシステム製品ページを見てみると、EOS R製品ラインアップが掲載されているのですが…

  • EOS R5 … プロフェッショナル フルサイズ フラッグシップ ミラーレス機
  • EOS R … スタンダード フルサイズミラーレス機
  • EOS Ra … プロフェッショナル 天体撮影 フルサイズミラーレス機
  • EOS RP … 旅行・日常写真向け フルサイズミラーレス機

…となっており「EOS R5」はプロ仕様のフラッグシップ機である事が確認できます。「EOS R6」「EOS R 高画素機」「EOS R スポーツ機」も噂されているので、現時点におけるフラッグシップ機といった感じでしょうか。あと英国キヤノンの製品ページを見ると、小型軽量である事もEOS Rのコンセプトの1つに定義している感じで、この辺はソニーのα7/α9シリーズに近いかもしれません。

B&Hが「EOS R5」を商品リストへ

キヤノン EOS R5

すでに「EOS R5」販売ページが用意されている事が確認出来ます。Coming Soon表記ですが、発売時期や価格に関する情報は掲載しておらず予約は出来ない状態。現時点で開発発表時に明らかになった情報以外は掲載されておらず、クラウドプラットフォーム image.canonの開始時期もプレスリリースと同じ4月上旬となっています。

以下は個人的な雑談になります。

CP+2020中止を見越して「EOS R5」の情報開示は少しだけ?

キヤノン EOS R5

先日CP+2020の開催中止が決定しましたが、キヤノン「EOS R5」の開発発表はそれを見越した情報開示に感じる事も。今回の開発発表で明らかになった事は…

  • 新開発のCMOSセンサー
  • メカシャッター12コマ/秒 電子シャッター20コマ/秒
  • 8K動画撮影 ※キヤノン版4K Photoに対応
  • ボディ内手ブレ補正機構 ※レンズとのシンクロ手ブレ補正にも対応
  • デュアルカードスロット
  • クラウドプラットフォーム image.canon への画像自動転送機能搭載 ※2020年4月上旬

…のみとなっています。「EOS-1D X Mark III」開発発表時を比べると情報開示量が少ない事は明らか。CP+2020開催中止の可能性がある中の開発発表だけに、競合他社に手の内を見せるのを最低限に抑えた可能性があるのではないでしょうか。まあ逆にまだ最終的な仕様が決定していない可能性もありますが。

英国キヤノンの製品ページで「EOS R5」と「EOS R」が横並びになっているので、何となくサイズ感が比較可能でIBISが搭載されているせいなのか、少しボディサイズは大きくなっている印象。しかし上記の「RF50mm F1.2 L USM」「RF28-70mm F2 L USM」と並べた製品画像は、レンズが大きいだけにまだまだ小型なフルサイズミラーレス機に感じます。このボディサイズを考えると「EOS-1D Mark III」のような " CFexpressカード対応デュアルスロット " で行けるのかどうか気になるところ。

「EOS-1D X Mark III」は、2019年10月開発発表、2020年1月正式発表、2020年2月14日に発売されましたが、「EOS R5」はどのようなスケジュールを組んでいるのか楽しみです。ちなみにフォトキナ2020は、5月27日~30日開催予定です。