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キヤノン「グローバルシャッターは、市場ニーズを捉えて技術検討していく」

CP+2021オンラインが開催した「上級エンジニアによるパネルディスカッション」においてキヤノン ICB光学統括部門 統括部門長 日比哲史氏が、民生カメラ用センサーにグローバルシャッターを搭載する日が近いのかどうか質問に答えています。※35:36あたりから

キヤノンさんは、グローバルシャッターの原理やローリングシャッター現象の作例などを載せているが、何か近いところにあるのでしょうか? まだまだ先なのでしょうか?

  • グローバルシャッターは、センサーの1つとして技術開発している
  • 現在 産業用のカメラとしてセンサーの外販を行っている
  • シネマカメラ「EOS C700」にも搭載している
  • 今後は引き続き市場ニーズをしっかり捉えて技術検討を行っていきたいと考えている

全部切り替わるという事ではなく、センサーのカタチの1つとしてグローバルシャッターがある事が今後出てくるかもしれないという事ですね?

  • はい

最新ソニー インタビュー記事では、グローバルシャッターのメリットは承知しているがフルサイズで使用するには設計・エンジニアリング・生産において課題がいくつか存在するとして、現時点の答えが「α1」であると語っており、キヤノンが将来的なモデルでどのような判断を下すのか注目しているユーザーさんは多いのではないでしょうか。

すでに産業用センサーでは当たり前になっているグローバルシャッターですが、あとは一部のシネマカメラのみの採用で民生カメラで搭載しているモデルはありません。価格的なところもあるだろうし、ソニーによると技術的なところもあるようなので「EOS R1 (仮名)」がどうなるのか気になるところです。