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英国キヤノン「EOS R3」裏面照射積層センサーは、自社開発だけでなく自社生産とも明記

先日キヤノンが「EOS R3」の開発発表を行い話題になっています。「EOS R3」は自社開発フルサイズ裏面照射積層型CMOSセンサーを搭載していますが、英国キヤノンは " 自社生産 " とさらに一歩踏み込んだ表現しています。日・米・英キヤノンが、どのように掲載しているのか見てみてましょう。※Update : 英国キヤノンが、自社生産の文言を削除しました。

日本キヤノン

自社開発

国内のプレスリリースでは " 新開発 " の表現に留まっていますが、「EOS R3」スペシャルサイトでは " EOS初 自社開発・フルサイズ裏面照射積層CMOSセンサー採用 " と掲載。少なくともキヤノンが新型イメージセンサーの開発(設計)に関わっている事が分かります。

米国キヤノン

米国キヤノンはプレスリリースで「At the heart of the EOS R3 camera’s performance will be an EOS camera first, a Canon-developed, full-frame stacked CMOS sensor with a back-illuminated design, providing substantially faster read-out speeds during still-imaging recording.」と掲載しており、フルサイズ裏面照射積層CMOSセンサーはキヤノンによって開発された事を明記。逆に米国キヤノンの「EOS R3」スペシャルサイトでは " 自社開発 " の文言はありません。

英国キヤノン

EOS R3

英国キヤノンの「EOS R3」スペシャルサイトを見てみると「The first EOS to feature an entirely new stacked BSI CMOS sensor designed and manufactured by Canon and combined with the power of the DIGIC X imaging processor.」と掲載。キヤノンによって設計・製造されたEOSカメラ初となる新型裏面照射積層型センサーと表現している事が確認できます。

スペシャルサイトの定期更新くる?

EOS R3

国内の「EOS R3」スペシャルサイトを見ると「EOS R5」を開発発表した時と同じ様な体裁なので、ひょっとすると「EOS R5」の時と同じ様に定期更新され少しずつ仕様が明らかになる可能性があります。「EOS R5」の時の " 8K " 表現は誇大広告的なところがあり発売後、特に海外外で問題視された事も。キヤノンは同じ轍を踏まないと思うので、更新されたとしても堅実な表現になるのはないでしょうか。