キヤノン「第3四半期までは供給不足の影響が残る」
キヤノンが4月26日に開催した2021年12月期 第1四半期 決算発表の質疑応答の中で原材料や半導体そして物流の逼迫に対して第3四半期まで供給不足の影響が残る見通しである事を明らかにしています。年内までに解消したいとのこと。
Q4 : リスク要因として、原材料や半導体などのコストアップや物流のひっ迫を挙げていたが、 製品別に見て影響が大きいセグメントがあれば教えて欲しい。
A4. 当社製品の大半に半導体部品は使われており、どのビジネスユニットにも影響がある。各 半導体メーカーは最大限不足を解消すべく努力しており、当社も設計変更や転注をかけるなどして対策を講じている。最新見通しでは第3四半期までは供給不足の影響が残ると見ているが、年末までには解消したいと考えている。※説明Q&A要約より
今回の決算の在庫状況に関する発表では「今年に入って生産能力を引き上げ、在庫不足が解消されつつあります。」としていました。質疑応答でさらに詳細を明らかにしており、どうやら第3四半期、遅くとも年内までに供給不足を解消するべく動いている事が伺えます。
決算発表記事にも書きましたが「EOS R5」「EOS R6」は普通に買えるようになってきたもののレンズ群はまだまだ品薄状態が続いており、今後も新たなRFレンズ群や「EOS R3」の投入を控えているだけに、1日でも早い在庫不足解消に期待です。