キヤノン「EOS R3」実機映像が登場 上面と側面詳細も明らかに
先日キヤノンは開発中の「EOS R3」情報(噂)を更新しましたが、Gordon Laing氏が「EOS R3」実機映像・解説動画を公開しました。製品版ではなくプリプロダクション版ですが、実際のボディの仕上がり具合が分かります。
彼はキヤノンから説明を受けた内容をまとめていますが、仕上がり具合の感想や、使い勝手や機能への思考などを語っており、個人的に興味深かったポイントをピックアップしてみました。
「EOS R3」ボディサイズは、「EOS-1D X Mark III」よりも小さい
- EOS-1D X Mark III … 158.0 × 167.6 × 82.6mm
- EOS R3 … 135 x 135 x 50~100mm ※暫定サイズ
- OM-D E-M1X … 144.4 x 146.8 × 75.4mm
公式のサイズではないのですが、Gordon氏がざっくりサイズを測った事が伺え「EOS R3」の幅は140mmを切る模様。加えてOMデジタル「オリンパス OM-D E-M1X」と比べてみると、ほぼ同じサイズ感もしくはさらに小型なボディに仕上がっている可能性が出てきました。ちなみにキヤノンはまだ「EOS R3」のボディサイズと質量は公開していません。
操作性は基本的に「EOS-1D X Mark III」を継承
公式情報で明らかなっている事ですが、「EOS R3」はマルチコントローラー、スマートコントローラー、3つの電子ダイヤル (メイン電子ダイヤル、サブ電子ダイヤル1・2)、バリアングル式モニタを採用しています。Gordon氏も「EOS R3」は「EOS-1D X Mark III」の操作性の一部を継承していると解説。
※AF・メニュー・バックライト周りの映像は「EOS-1D X Mark III」なので注意が必要です。あとバッテリーパック「LP-E19」を取り出したシーンも「EOS-1D X Mark III」。
上面が明らかに
ちゃんと上面が写った公式製品画像ありませんが、今回の動画で「EOS R3」上面が明らかに。Gordon氏は「EOS R5」と「EOS-1D X Mark III」双方のインスピレーションを得ていると解説。上面のサブモニタのサイズは「EOS R5」とほぼ同じとのこと。サブモニタが動作しているシーンは「EOS R5」なのでご注意を。
あとファインダー周りが大きく見えます。
注目が集まる新アクセサリーシューはソニーの「マルチインターフェースシュー」に似ている
今回「EOS R3」は、データ通信と電源供給が可能な " 新アクセサリーシュー " を搭載していますが、ソニーの " マルチインターフェースシュー " に似ているように思うとコメント。ちなみに一例ですけど、対応したマイクをマイクを装着すれば電源供給が可能になりケーブルを使用する必要が無くなります。
左右側面画像
ボディ左右側面のポート類の配置が確認できます。メディアに関しては、公式にCFexpress・SDカード対応ある事は明らかになっています。カバーを外す事は許されなかったようで、HDMIはおそらく " マイクロHDMI " だろうとコメント。優先LANと5GHz無線を搭載している事は告知済みですが、カバーのマークからLANポートが搭載されている事が確認できます。
他にも語っていますが、基本的に先日キヤノンが告知した追加情報ベースな内容。まだキヤノンから教えてもらっていないのか、口止めされているのか分かりませんが、静止画・動画のサイズは分かっていないと語っています。公式情報で分かっているのは、4Kオーバーサンプリング記録に対応している事のみです。