ホーム > カメラニュース 2022 > キヤノン「RF-S18-150mm F3.5-6.3」は、良好なキットレンズ

キヤノン「RF-S18-150mm F3.5-6.3」は、良好なキットレンズ

ePHOTOzineが、キヤノン RFマウント APS-C 高倍率ズームレンズ「RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM」レビューとサンプル画像を掲載しました。「RF-S18-150mmF3.5-6.3」はシャープネスが不足し防塵防滴仕様ではないとしながらも、 ハンドリングは素晴らしく使うのが楽しく良好なキットレンズに仕上がっていると評価しています。

RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STMの長所

  • フレアは無いと言って良いレベル
  • 低いレベルに制御した色収差(CA)
  • ズームレンズとして歪曲は低レベル
  • 小型軽量
  • 良好なVFM (Value for Money) ※キヤノンオンラインショップ価格68,500円(税込)
  • マクロ域の接写が可能 (MFでCenter Focus Macro機能)
  • 便利なコントロールリング

RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STMの短所

  • シャープネスが足りない
  • 防塵防滴仕様ではない
  • レンズフードが付属していない

3.5星に留まる評価となっています。「EOS R7」や「EOS R10」向けの便利なキットレンズであるが、性能面で多少の妥協が見受けられると解説。

評価・結論

「RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM」は素晴らしい色を伴う非常に良好な画像を生成し、適度なサイズのプリントやスクリーン(モニタ)で表示させるのに充分過ぎるほどの性能を実現していると評価。マクロフォーカス、色収差、周辺減光、歪曲、高速AFなど非常に良好で魅力的な事にも触れています。

非常に満足する購入者は多いとしながらも絶対的なシャープネスは劣ると指摘。均一でシャープを維持し大きなサイズのプリントが必要な場合、このレンズは最適でないと解説。あとこの価格帯のレンズも防塵防滴仕様である事を望むと主張しています。ハンドリングは素晴らしく使うのが楽しいレンズだけに残念とコメント。

指摘したような注意点を除けば、このレンズは「EOS R7」と「EOS R10」の良好なキットレンズとして有用なレンズに仕上がっていると結論付けています。ただし光学性能的には「RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STM」の方が優れているとのこと。

MTFチャート

  • 18mm 中央部 … F3.5~F4まで素晴らしく、F5.6~F11まで非常に良好、F16は良好、F22はまずまず
  • 18mm 周辺部 … F3.5~F4は非常に良好、F5.6~F11まで良好、F16~F22はまずまず
  • 35mm 中央部 … F5~F5.6は素晴らしく、F8は非常に良好、F11~F16は良好、F22~F29はまずまず
  • 35mm 周辺部 … F3.5~F8は非常に良好、F11は良好、F16~F29はまずまず
  • 70mm 中央部 … F6.3~F11まで良好、F16~F32はまずまず、F40はダメダメ
  • 70mm 周辺部 … F6.3~F11まで良好、F16~F32はまずまず、F40はダメダメ
  • 100mm 中央部 … F6.3はまずまず、F8~F16まで良好、F22~F40はまずまず
  • 100mm 周辺部 … F6.3~F8はまずまず、F11は良好、F16~F40はまずまず

特に望遠域に入って行くとシャープネスが顕著に落ちていく事が伺えます。

色収差(CA)チャート

知り得る限りカメラ内補正をオフにして測定した色収差チャートを掲載。色収差は0.5px以下に制御しており、非常に良好な補正レベルであると評価。

歪曲

18mm 樽型歪曲 -3.27%、35mm 糸巻型歪曲 +1.80%、70mm 糸巻型歪曲 +1.60%、100mm 糸巻型歪曲 +1.58%の歪曲は存在するが、ズームレンズとして非常に良好な値とのこと。

ボケ味

ボケ味は非常に心地良く、ピントの合っていない部分は非常に滑らか。このレンズをポートレートで使う事を提案しています。

フレア耐性

レンズフードは付属していないが、このレンズでフレアやアーティファクトを発生させることは非常に困難であると解説。※アーティファクト : レンズ設計的にゴーストやフレアなど人工的に発生してしまう光の現象といった感じでしょうか

周辺減光

周辺減光は存在するが低レベルであり、ほとんどの画像で見受けられないとのこと。