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キヤノン 2023年Q2決算 イメージングの地域別 売上高を比べてみる

先日 キヤノン 2023年12月期第2四半期 (2023年4月~6月実績) 決算発表まとめ記事を掲載しましたが、補足資料を見てみるとイメージングの地域別 売上高が掲載さているので一緒に見てみましょう。

イメージング部門は、大きく分けて民生カメラとネットワークカメラに分かれており、以下の売上高は双方を含めたイメージング部門全体の売上高になります。決算説明会資料では、イメージング 2,009億円 (民生カメラ 1,270億円 / ネットワークカメラ 739億円) となっています。

地域別売上高

2023年Q2 イメージング 地域別売上高

  • 日本 … 146億4,000万円
  • 米州 … 895億2,800万円 ※米州 : 南北アメリカ
  • 欧州 … 657億8,200万円
  • アジア・オセアニア … 492億5,000万円

資料は百万円単位となっているので、一般的な表記にしてリストアップしてみました。キヤノンにとって欧米市場の売上が多数を占めている事が伺えます。日本単独で " 146億円 " は多いのか少ないのか判断が難しいと思いますが、カメラやレンズの製品造りにおいてシェア的に優先されるのは日本よりも海外のトレンドや要望の優先順位が高くなるかもしれません。

先日 日本経済新聞が、衰退の一途に思えたデジタルカメラ市場が回復基調である記事を掲載しており、キヤノンの四半期ごとの売上高も注目していきたいところです。ちなみに日本経済新聞はこの記事で " 技術革新でスマホにはない魅力を提供し、カメラファンが増える好循環が生まれれば、デジカメが再び成長市場に返り咲く可能性もある " と伝えています。

日本経済新聞のキヤノンQ2決算記事を見てみると、カメラなどのイメージング部門が利益を牽引しているとのこと。