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キヤノン株価 気が付けば年初来 -12.04% ※2025年10月31日時点

先日キヤノンが2025年Q3決算発表を行いました。イメージングに関して売上は伸びたものの営業利益が前年同期比で減益となっており、キヤノン株価を見てみたら年初来で-12.04%と下げています。

キヤノン株価

4月に大きく株価を下げていますが、これは米国相互関税の影響で多くの輸出企業は同じにように下げているのですが、その後なかなか株価が戻って来ない事が伺えます。キヤノン全体の通期見通しを下方修正しており、やはり米国関税の影響が大きく、加えてプリンティング部門の業績が予想を下回り、国内の他の業績が好調な企業に資本が流れキヤノン株の売りが優勢と言われています。

株価

競業他社 年初来株価 ※2025年10月31日時点

  • キヤノン … -12.04%
  • ニコン … +10.69%
  • ソニー … 35.86%
  • 富士フイルム … +9.25%

国内カメラメーカー4強(?)のキヤノン・ニコン・ソニー・富士フイルムの年初来株価を比べてみるとこんな感じに。カメラメーカーといっても企業にとって事業の1つであり、企業ごとに様々な事業を行っているので企業ごとに好調な事業とそうでない事業は存在します。しかしニコン・ソニー・富士フイルムは年初来で株価はプラスであるのに対してキヤノンは依然マイナスで推移しています。キヤノンは決算発表を終えましたが、ニコン・ソニー・富士フイルムのQ2決算発表 (2025年7月-9月実績 / 4月-9月上期実績) はこれからです。この3社の決算が悪ければ、株価が下がる可能性はあります。ちなみに年初来でタムロン株価は -0.05%、パナソニック +11.36%、リコー -23.73%となっています。※2025年10月31日時点

キヤノンは決算発表で第4四半期 (2025年10月-12月) のイメージングにおいて、高い成長を計画している事を明らかにしています。米国キヤノンが、11月6日に新製品発表も予告済み。