キヤノン 中長期経営計画「カメラは再び売上拡大を目指していける状況」
キヤノンの中長期経営計画「Phase VII 2026-2030」がスタートしました。Phase VIIのスローガンは " 生産性革新を断行し新たなる成長を実現する " とのこと。気になるイメージングですが、カメラは再び売上拡大を目指していける状況と表現しています。

イメージングは、市場拡大が続くネットワークカメラについては10%程度の成長を継続させ、カメラについてもスマホの普及による市場縮小が一段落し、動画やSNS向けの撮影を中心とする新しいユーザー層が加わったことで、再び売上拡大を目指していける状況です。イメージング全体で、売上を年率5%で伸ばし現在の営業利益率を維持していきます。※グローバル優良企業グループ構想フェーズVII説明会 説明会資料(ノート付き)より
上記のプレゼン画像のスクリーンショットを見てみると、イメージング全体でネットワークカメラとカメラの売り上げが拡大し、2030年には売上 1兆3,000億円 (年率+5%) を目指している事が伺えます。
伸びしろはネットワークカメラの方が高そうですが、カメラの方も " 再び売上拡大を目指していける状況 " と表現しているだけに期待したいところ。キヤノンは、カメラに関してフルラインアップ戦略を継続する事と交換レンズは中期的にレンズラインアップ100本達成を目指す事を明らかにしています。

イメージングの新規事業領域は、3Dイメージングや映像DXなどが対象となっているとのこと。※グローバル優良企業グループ構想フェーズVII説明会 説明会資料(ノート付き)11ページ
質疑応答資料を見てみると、イメージングだけなくすべてのキヤノン製品の生産比率に関するとり取りが興味深いです。
Q6. 今後、国内と海外の生産比率はどのように変化していくのか。また為替が円高に大きくふれた場合はどうなるのか。
A6. 低価格帯の製品については外部委託し、中・高級機については自動化やロボットと人間の組み合わせによるマンマシンを進め省人化して、国内生産へシフトしていく。 将来大きく円高にふれれば状況は変わるが、現在はこの二つで進めている。※説明Q&A要約資料より
カメラに関しては2025年12月に " カメラ下位機種の生産 外部委託検討 " 報道があり、それを裏付ける発言になっている印象。省人化は " 作業負担の削減 " を指す表現で、例えばロボットやAIそして何かしらシステムなどを活用し必要な人員を減らす取り込みの事を指します。