DXOMARK トップページにカメラ&レンズ スコア ベスト10の掲載をやめた模様
ふとDXOMARKの公式サイトを見てみたら、これまでトップページに掲載されてたカメラ&レンズ スコア ベスト10が削除され、スマートフォン スコア ベスト10だけ掲載されている事に気付きました。※Update : 2020年6月2日にチェックしてみたらトップページにカメラ&レンズ スコア ベスト10が掲載され元に戻っていました。
DXOMARKは、カメラのイメージセンサー スコアや交換レンズのスコアを掲載し、カメラ好き・写真好きが重宝してきたサイトでした。カメラ市場が縮小しスマートフォンが台頭しその取り組み方が変わってきたのは周知の事実ですが、トップページに長く掲載されてきたカメラ&レンズ スコア ベスト10が削除される展開に。今でもカメラ&レンズの更新はたまにあるのですが、 すでにスマートンに軸を移しているのでデータベースが古くなってきている事も確か。ちなみに専用のカメラページとレンズページはちゃんと掲載されています。
国内ではカメラ雑誌「カメラマン」が休刊し「Webカメラマン」に軸を移し、あの老舗カメラ雑誌の1つ「アサヒカメラ」も休刊になる情報もSNSを中心に広まっており様々なところでカメラ市場縮小の影響が表面化しつつある印象。
DXOMARKに話を戻すと、昔はISO高感度時のスコアを重要視していたものの、最近ではベース感度のダイナミックレンジや色再現性などが総合的な評価に影響するようになり、ここ数年はソニー製センサー一強という感じで、同世代のソニー製センサーを搭載したカメラであればどのメーカーの機種もほぼ同じスコアで、個人的にセンサースコアとか積極的にチェックする事はなくなった気がします。
レンズスコアも機種別で比較でしたりして重宝しましたが、新レンズが更新されずデータベース自体が古くなってくると、どうしても活用する機会が減ってくるんですよね。DXOMARKは2018年に10周年を迎え新社屋に引っ越し、その後「EOS R」や「Z 6」など最新機種のスコアなどを公開し始めたものの、優先順位はスマートフォンの印象。国内で一般的にDXOMARKの名が広まったのは、スマートフォンのスコアを掲載し始めてからの気がします。
DXO自体は公的機関では無く営利企業であり、DXOMARKはサイト上で広告収入化をしておらず、DxOMarkのビジネスモデルは、ベンチマーク・コンサルティング・セミナーサービスとアナライザーの販売プロモーションである事を語った記事も以前ありました。