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富士フイルム X-T4 フルスペックシート 変わった所と据え置きな所をチェック

軒下デジカメ情報局が、2月26日の発表を予定している富士フイルム X-T4 フルスペックシートを掲載しました。フルスペックシートなのでボリュームがあり、個人的に興味深かった部分をざっくりピックアップ。

イメージセンサーは据え置きの2610万画素 X-Trans CMOS4 センサー
搭載センサーは噂通り「X-T3」と変わらず有効画素数2610万画素 X-Trans CMOS4 センサーが搭載されている事が確認できます。もちろん画像サイズも6240×4160pxと同じで、新たに10bit HEIFを採用する事はなく、静止画フォーマットに変更はありません。

5軸手振れ補正機構 6.5段分効果
こちらも噂通り5軸手振れ補正機構を搭載し、XF35mmF1.4 R装着時 " 6.5段分 " 効果を実現しているとのこと。動画撮影時は電子手ブレ補正も用意している模様。そして気になるのはボディサイズと質量。

ボディサイズと質量はそれなりに大きく重く
「X-T4」のボディサイズは134.6 x 92.8 x 63.8mm、質量は607g(バッテリー&メモリカード含む)、526g(含まず)となっています。「X-T3」と比較してみると…

  • X-T4 … 134.6 x 92.8 x 63.8mm 607g
  • X-T3 … 132.5 x 92.8 x 58.8mm 539g

やはり手ブレ補正機構(IBIS)を搭載した事により、ボディサイズは幅と奥行きが増し、特に奥行きは5mm厚くなった事が確認できます。ボディサイズは68g重くなり装着レンズによっては感覚的にフィーリングが違ってくるかもしれません。リーク画像を見る限りグリップ自体変更はないように感じます。

フィルムシミュレーション クラシックネガ と ブリーチバイパス 採用
X-Pro3とX100Vに採用された新フィルムシミュレーション「クラシックネガ / Classic Neg」を採用。「ブリーチバイパス」も採用し、モノクロームカラーもリストアップしています。今回富士フイルムが、ブリーチバイパス (銀残し)を採用するのは今回が初めてと思うので仕上がりぐらいが楽しみです。

富士フイルム X-T4

バリアングル式モニタは162万ドット
リーク画像で今回X-Tシリーズで初めて " バリアングル式モニタ " を採用している事が確定済みですが、背面モニタの解像度が104万ドットから162万ドットに引き上げられている事が確認できます。もちろんタッチパネルを採用。こちらも噂通りの展開に。

新バッテリー NP-W235 バッテリーライフ600枚
新バッテリー「NP-W235」を採用。「NP-W126S」を採用しているX-T3とバッテリーライフを比較すると…

  • X-T4 NP-W235 … 静止画 600枚 (エコノミーモード) 500枚 (ノーマルモード)
  • X-T3 NP-W126S … 静止画 390枚 (ノーマルモード)

4K動画のバッテリーライフも向上していて、4K30p 顔検出OFF 40分 → 85分にに引き上げられている事が確認できます。

連写性能や動画性能は据え置き
初期の噂では連写性能や動画性能が引き上げられれるのではないか?と言われていましたが、ざっくり見比べたところ据え置きの模様。連写は電子シャッター 最高30コマ/秒 1.25倍クロップで連続撮影枚数も据え置きとなっています。動画も " 6K " には対応しておらず、4K DCI 59.94p の模様。

ISO感度 露出補正 EVF 据え置き

  • ISO感度 : ISO160~12800 拡張感度ISO80 / 100 / 125 / 25600 / 51200
  • 露出補正 : ±5EV
  • EVF : 0.5型有機ELファインダー 369万ドット 0.75倍

ISO感度・露出補正・EVFもスペックシート上「X-T3」と同じ。やはり「X-T4」の大きな特長は、5軸手振れ補正機構(IBIS)とバリングル式モニタと言って良いのではないでしょうか。

富士フイルム X-T4

公式サイトではカウントダウンが行われ、2020年2月26日(水)発表を予定しています。まだ国内価格などが明らかになっていないので、さらなる追加情報(噂)に期待です。今のところ海外では1700ドルと噂されていて、ちょっと安すぎな気もするので国内情報(噂)といった感じでしょうか。