富士フイルム X-H2S vs X-T4 ボディサイズと外装を比較
富士フイルムが第5世代にあたるXカメラ「X-H2S」を発表し大きな話題となっています。既存の人気機種「X-T4」とボディサイズそして外装の仕上がり具合を製品画像で比べてみました。前面画像のマウント部分を基準にざっくり合せてみました。
ボディサイズと質量(メモリーカードとバッテリー含む)
- X-H2S … 136.3mm (幅) x 92.9mm (高) x 84.6mm (奥) / 660g
- X-T4 … 134.6mm (幅) × 92.8mm (高) × 63.8mm (奥) / 607g
両機のサイズ感 幅と高さに関しては、大きな差がない事が伺えます。奥行きに関しては「X-H2S」の方がグリップが大きく深い形状で、ベース部分の奥行きも気持ち太目に見える印象。質量に関しては「X-H2S」は「X-T4」よりも53g重い仕様となっています。しかし「X-H2S」のグリップが持ち易いのであれば、フィーリング的に重さが相殺されている可能性があるかもしれません。
考え方が違う2つの操作性
「X-H2S」はモードダイヤル(PSAM)を採用しており、ここが「X-T4」と大きく異なるところ。これまで「X-Tシリーズ」や「X-Proシリーズ」に慣れ親しんでいるユーザーさんにとって「X-H2S」のモードダイヤルは一種の踏み絵になりそうな予感。競業他社のミラーレス機の多くはモードダイヤルを採用しているので「X-H2S」は取っ付き易いハイエンドXカメラになります。同じ様にモードダイヤルを採用した「X-S10」ユーザーさんは、ステップアップし易そうな印象です。
昨夜開催されたオンラインイベント「X Summit OMIYA 2022」を見ていた時は、多くの「X-T4」ユーザーさんは「X-H2S」に移行しそうだな~と思っていましたが、今ではこれまでのXシリーズに慣れ親しんでいる方はこの操作性の違いから「X-T5」の登場を待ちそうな予感…「X-T5」が出てからどちらを購入するのか決めても遅くない的な。「X-H2S」と「X-T5」の差別化をどう付けていくのか個人的に注目しています。
2600万画素 X-Trans CMOS 5HSセンサー搭載「X-H2S」は7月発売予定で、4000万画素 X-Trans COMOS 5HRセンサーを搭載する「X-H2」の開発発表も行われ、2022年後半はAPS-Cミラーレス市場が活気を帯びそうな展開に。次回の「X Summit」は9月の開催を予定しています。