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三脚グリップ 富士フイルム TG-BT1 vs ソニー GP-VPT2BT スペック比較

富士フイルムのXシリーズ用 三脚グリップ「TG-BT1」が発表されたのでソニーのシューティンググリップ「GP-VPT2BT」とスペックや価格などを比べてみました。

サイズ (通常 / 三脚状態)

  • TG-BT1 … 48.0 x 172.3 x 38.3mm / 145.9 x 132.3 x 163.4mm
  • GP-VPT2BT … 49.5 × 173.0 × 42.0mm / 146.5 x 133.5 × 163.0mm

質量

  • TG-BT1 … 205.5g
  • GP-VPT2BT … ブラック 215g、ホワイト 186g

富士フイルム「TG-BT1」の方がソニー「GP-VPT2BT」よりも少し小型に仕上がっている印象ですが、サイズ感自体ははほぼ同じと言えるかもしれません。質量も200g前後に抑えられている事が確認できます。

最大負荷

  • TG-BT1 … 1.5kg
  • GP-VPT2BT … 1.5kg

両シューティンググリップの最大負荷(制限重量)は同じ1.5Kgとなっています。三脚対応グリップのデザインを見てみても富士フイルム「TG-BT1」 は、ソニー「GP-VPT2BT」をベンチマークとして開発したのかな~と思う事も。

Bluetooth

  • TG-BT1 … 対応
  • GP-VPT2BT … 対応

可動域

  • TG-BT1 … 上下180度 / 左右360度
  • GP-VPT2BT … 上下 前に90度、後に80度 / 左右360度

可動機構の仕様が異なり、特に上下の可動域が富士フイルム「TG-BT1」の方が自由度が高い事が分かります。この10度の差が、どのくらい使用感が違ってくるのか気になるところ。両シューティンググリップは、セルフィー撮影・ローアングル撮影・三脚撮影など幅広い撮影スタイルに対応している事をアピールしています。

防塵防滴仕様

  • TG-BT1 … 対応
  • GP-VPT2BT … 防塵防滴に配慮した設計

富士フイルム「TG-BT1」は " 防塵・防滴・-10℃の耐低温構造を採用 " と掲載。ソニー「GP-VPT2BT」は " 防塵・防滴にも配慮した設計 " と掲載しています。

ボタン類

ボタン類 ※ボタン類の名称は、ソニー「GP-VPT2BT」に合せています。

  • TG-BT1 … 回転ボタン、角度調整ボタン、Bluetoothボタン、PHOTOボタン、MOVIEボタン、ズームボタン、LOCKスイッチ
  • GP-VPT2BT … 回転ボタン、角度調整ボタン、調整ノブ、LEDランプ、PHOTOボタン、MOVIEボタン、ズームボタン、C1ボタン、LOCKスイッチ

撮影に必要な基本的なボタンを採用しているところは同じですが、富士フイルム「TG-BT1」はBluetoothペアリングボタンが採用されており、ソニー「GP-VPT2BT」は、カスタム可能なC1ボタンとLEDランプが採用されています。ボタン類の配置は、中央部のズームボタンは同じですが、その他のPHOTO/MOVIRボタンやロックボタンなどの配置位置は異なります。

希望小売価格(税込)

  • TG-BT1 … 38,500円
  • GP-VPT2BT … 13,816円

発表記事でも触れましたが、富士フイルム「TG-BT1」の希望小売価格はソニー「GP-VPT2BT」の2.5倍以上の価格になっています。質感や素材感の仕上がり具合や使い勝手などは、実際に見て使ってみないと分からないですが、スペックを見る限り価格差だけの事がある三脚グリップに仕上がっているのかどうか気になるところ。

富士フイルム「TG-BT1」はこのところの為替の影響を踏まえた希望小売価格になっていると思うものの、思った以上に価格差があって個人的にビックリしました。「TG-BT1」は12月2日い予約受付が開始され、12月5日に発売開始とのこと。アクセサリー類は、メーカー在庫が切れると補充まで思った以上に一定期間を要する時があるので注意が必要です。