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オリンパス PENシリーズには、像面位相差は採用されない方向のようです

OLYMPUS Photo Festa 2013」でオリンパス OM-D E-M1 と 12-40mm F2.8 PROなどをハンズオンしてきたのですが、その中で色々スタッフさんから興味深い話をいくつか教えていただいたのです。

これまでOM-DとPENは防塵防滴やEVFの有無などの違いはありましたが、基本的な(描画における)スペックはすべて同じ戦略で、E-5の後継機も兼ねているマイクロフォーサーズ フラッグシップ機 OM-D E-M1をラインアップしたことにより、OM-D と PEN をスペック的にも差別化していく必要性を感じているようです。

「現時点ではまったく決まっていない。」との前置きのある会話だったのですが、元々新型センサーや像面位相差AFについての話をしている時に出てきたので、PENには像面位相差を組み込んだセンサーは搭載されない可能性もあるな~と。レンズの「M.ZUIKO PRO」「M.ZUIKO PREMIUM」「M.ZUIKO」のカテゴリー分けもその一環なのかな~と色々想像してしまいます。

そして気になるのが OM-D E-M5 後継機に像面位相差が採用されるかどうかだと思います。違うスタッフさんに会話の流れで伺ったところ、「それは明言できない。」と前置きがあったものの「普通に考えれば、採用されるかされないか分かると思います♪ (笑顔)」というコメントで、いきなり聞いた訳ではなく会話の流れ聞いているので、その前後の会話を踏まえると個人的にOM-D E-M5 後継機には " 像面位相差 " はほぼ確定(?)なのかな~と感じました。

話は変わるのですが、先日「E-7が、OM-D E-M1と一緒に開発されていた」という情報がネットに登場しましたが、あらためて聞いてみたところそれは事実で、「確かにE-7もOM-D E-M1も共に開発をしていましたが、明らかにOM-D E-M1の仕上がりが、E-7を上回ってしまって…」と苦渋の決断(?)を匂わせるコメントをいただきました。

最後に「このオリンパス OM-D E-M1はフォーサーズユーザーに向けた最後の答えなんですか?」と聞いてみたところ、「いえいえ…OM-D E-M1はひとつのカタチであって、今後色々ご要望があればそれに応えるべく製品開発していきます。」とまだまだ次への展開を期待させてくれる言葉で興味津々。

ちなみにマウントアダプターを使用しないハイブリッドマウントは、フォーサーズとマイクロフォーサーズマウントのピン数が違うので物理的に現実的ではないと言われてしまいました…w