OMデジタル「PEN E-P7」現時点で北米で発売する予定はない模様
先日OMデジタルは新型MFT機「オリンパス PEN E-P7」を発表しましたが、現時点で米国で正式発表していません。ImagingResourceが、OMデジタルは欧州とアジア以外の地域でこのカメラをリリースする計画はないと伝えています。
記事の冒頭で北米の読者のために「OM Digital Solutions hasn't announced any plans to release this camera outside of Europe and Asia.」とOMデジタルは欧州とアジア以外の地域でこのカメラをリリースする計画がある発表を行っていないと掲載。
記事の最後でも「Again, there are no plans to release the PEN E-P7 in North America.」と掲載し、繰り返しになるが北米で「PEN E-P7」をリリースする計画はないとよりはっきりした表現に。ちなみにdpreviewは、今のところ米国やカナダでは発表されていないと伝えています。
単に現時点で発表されないだけで、今後北米でも発売される事になるのかどうか分かりませんが、米国で「M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO」は発表されたものの「PEN E-P7」が発表されなかった事は事実。B&Hでも「PEN E-P7」の取り扱いはありません。
コロナの影響で部品や素材が足りないのか、マーケティング的に北米で「PEN E-P7」の売上が見込めないと判断したのか…色々想像してしまいます。オリンパス時代の話になりますが、2019年にオリンパス カメラの弱みとして " 巨大市場である米国、中国での低シェア " を挙げています。
仮に北米で発売しても「PEN E-P7」はスペック的に現行ラインアップのキャリーオーバー的な要素が強いのでdpreviewが酷評しそうな予感。あくまでの個人的な印象ですが、最近はコンセプト色の強いカメラが多くなったもののdpreviewは、コンセプトよりもスペック重視の評価を下す傾向が強い気がします。
「PEN E-P7」は操作性に関して上面のダイヤルがシングルからダブルに増え、特に絞り優先で撮影するユーザーにとって「E-PLシリーズ」より使い勝手が向上した印象。加えて「PEN-F」譲りの " カラープロファイルコントロール " を搭載。10万円を切っているので価格設定もも重要視している事が伺えます。