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オリンパス版アストロトレーサー的な経緯台と手ぶれ補正機構を連携させた天体撮影特許

オリンパスの経緯台と手ぶれ補正機構を連携させ、設置が簡単で比較的に安価な構成で赤道儀と同等の撮影を可能にする天体撮影モード特許 (特開2021-141468) が登場しました。

特許

技術分野

  • 揺れ補正装置、撮像装置、撮影システム、揺れ補正方法、撮影方法、及びプログラム

背景技術

赤道儀は、重量が重く可搬性が悪く設置に多くの手間が掛かり価格も高価である事から、経緯台と手ぶれ補正機構を連携することで、設置が簡単で且つ比較的に安価な構成で、赤道儀と同等の撮影が可能になる。

赤道儀は天体の日周運動を追尾するための回転軸があるものの、経緯台は方位と仰角の2軸で天体を追尾するために撮影視野が回転しまうため天体の像を止める撮影には適さない。そのためカメラの手ぶれ補正機構を用いて天体の動きを追尾する撮影を実現した特許。

オリンパス版アストロトレーサー?

自分は文系だし天体撮影をした事がないド素人なので掲載されている特許の技術的な詳細はよく分かりませんが、オリンパス版アストロトレーサーといった感じなのでしょうか。特許図を見るとボディに「方位センサ」や「GPSセンサ」も搭載している事が分かります。

星空撮影と言えばオリンパス(OMデジタル)を作っていきたい

OMデジタルは上位機種で「星空AF」採用し星空撮影に力を入れ始めており、オリンパス版アストロトレーサーが将来的なOMデジタルのミラーレス機に採用されるかもしれません。去年のインタビュー動画で「星空AFは改良していく 星空撮影と言えばオリンパスを作っていきたい」と語っていました。