photonsが「OM-1」DRチャートを公開「E-M1 III」「G9」と比較
Photons to Photosが、OMデジタル フラッグシップ機「OM SYSTEM OM-1」ダイナミックレンジ・チャートを公開しました。「OM-D E-M1 Mark III」そして「G9」と比較してみました。※リンク先の両機の色がスクリーンショットとは逆になる事があるのでそこは注意が必要です。
縦軸がダイナミックレンジ、横軸がISO感度となっており縦軸の数値が高ければ高いほどダイナミックレンジが広い事になります。※静止画におけるダイナミックレンジ
OMデジタル OM-1 vs オリンパス OM-D E-M1 Mark III
Photonsのテストでは、「OM-1」と「E-M1 III」のダイナミックレンジはほぼ同等である事が伺えます。両機は2000万画素センサーを搭載していますが、「OM-1」は新開発 2037万画素 裏面照射積層型 Live MOS センサーを搭載し、「E-M1 III」は2037万画素 (表面照射型 ) Live MOS センサーを搭載。公式OM-1製品ページを見てみると " 豊かな諧調を表現する高ダイナミックレンジ | 新Live MOS センサーと、TruePic Xを使った最新の画像処理技術が、暗部から明部まで諧調豊かに表現します。" と表現しています。
Imaging Resourceのラボ(スタジオ)画像を見る限り明らかに「OM-1」は「E-M1 III」よりも描画能力が向上していたので今回のPhotonsテスト結果は意外でした。
低感度域は「G9」の方が良好でそれが中感度域に差し掛かるところまで続き高感度域は同等である事が伺えます。パナソニック「G9」は2030万画素 (表面照射型 ) Live MOSセンサーを搭載。
まだ「GH6」のスコアは出ていませんが、以下はデジカメライフ雑談になります。
「OM-1」と「GH6」は共に新開発のイメージセンサーを搭載し、OM-1は画素数そのままで裏面照射積層型センサーを搭載し、「GH6」は裏面照射ではないものの画素数を引き上げ2520万画素 Live MOSセンサーを搭載しそれぞれ方向性が違うイメージセンサーを搭載しています。プレスリリースや製品ページそしてCP+2022関連動画を見る限り、「OM-1」はノイズ耐性、「GH6」はダイナミックレンジがキーとなっているのが個人的な印象。
今後DXOMARKが両機のセンサースコアを掲載するかどうが分かりませんが、登場すれば両機のセンサー性能・特性がより理解できるのではないでしょうか。「GH6」は " デュアルネイティブISO " から一歩進んだような " ダイナミックレンジブースト " 機能を搭載しており両機の実際の仕上がり具合を注目しているMFTユーザーは多いのではないでしょうか。