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パナソニック 有機CMOSセンサーを再び展示 映像機器だけでなく他分野も視野に

MONOistが、パナソニックがパシフィコ横浜で開催中の「画像センシング展2022 (6月8日~10日)」で有機CMOSセンサーを展示したと伝えています。

パナソニックは去年10月に開催された「4K・8K映像技術展」で有機CMOSセンサーを公開したのは記憶に新しいところ。今回は「画像センシング展2022」となっており、映像機器ではなく工場生産ラインや社会インフラにおける活用を提案した有機イメージセンサーの展示行い、他分野も視野に入れている事が伺えます。

製造ラインなどの産業用センサー用途では、有機センサーだとグローバルシャッター機能によって歪みのない8K映像が撮影可能であり、社会インフラ分野では ITS(高度道路交通システム)は、4Kでは2車線までしかカバー出来ないものの8Kでは5車線まで対応可能とのこと。有機CMOSセンサーのワイドダイナミックレンジ特性は、鉄道の前方認識用などで使いたいという声もある模様。

元記事にはパナソニックによる有機CMOSセンサーの特性活かした提案の数々が掲載されており、グローバルシャッター機能・ワイドダイナミックレンジ・色再現性などの特性を活かし、映像機器だけではなく工場生産ラインや社会インフラなど様々な方向性の製品化を検討している事が伺えます。