ペンタックス MX-1 は、描画とデザインが気に入れば買い
ePHOTOzine が、ペンタックスのハイエンドコンパクトデジタルカメラ MX-1 のレビューとサンプル画像を掲載しています。レトロデザインは好き嫌いは分かれるところだが、画質が良くてユニークなカメラを探しているユーザーは買いであると評価しています。
- ペンタックス MX-1は、F1.8と明るい4倍ズームレンズ、チルト式可動液晶モニタ、1/1.7インチの1200万画素センサーを採用したペンタックスが本気で造ったコンパクト機である
- ボディは、レトロデザインで上限部分は真鍮板が採用されている
- レンズの仕様は、オリンパス XZ-2と同じようだ
- RAWファイルにも対応している
- このMX-1を手にした時に最初に気が付くのは、このカメラの重さだろう
- この重さの割には上下部分以外はプラスティック素材で残念…これでボディ全体が金属製だったら良かったのに
- バッテリーは、290枚撮影可能ようだが、今回のテスト撮影では250枚以上撮影することが出来た
- シャッターレスポンスは、広角の撮影あればAFは速くて優れている
- 連射は速いが、データの書き込みが遅く感じる
- 撮影したサンプル画像を見る限りダイナミックレンジは良好で、カメラ設定でシャドウとハイライト調整でさらに向上させることが可能だ
- 色味は明るめで色ノリの良いが、人物をフラッシュ撮影すると若干赤目になる傾向がある
- 樽型歪みと糸巻き型歪みは補正されている
- …が、パープルフリンジはかなり目立ち、色収差もわずかながらに出る傾向のレンズ
- マクロモードはレンズから1cm先の被写体を撮影可能で優れている
- このレンズは、ワイド幅からテレ幅までディテールが豊か
- 周辺減光も気にならくて、露出も信頼性が高い
- ノイズはISO100では低いが、ISO200の時点でノイズが増加するのが分かる
- ISO400でさらにノイズは増加して、ISO800でも増えるがまだディテールは非常に良い
- ISO1600になるとノイズがかなり強くなるもののディテールはまだしっかりしている
- さすがにISO3200になるとディテールの劣化を感じるし、ISO6400はサイズを縮小して使用する以外は使わないほうが良い
- HD動画撮影は可能だが、ズームレンズのノイズ音を拾ってしまう
- ペンタックス MX-1はレトロデザインで、レトロデザイン好きなユーザーとモダンデザイン好きなユーザーで意見が分かれる結果となった
- コンパクト機としては重めのカメラであるが、ラバーグリップのお陰で良い感じで持てる
- HDRとパノラマ機能は、あまり出来が良くないようだ (ちょっとクセがある)
- ホットシューも欲しかった
- カメラ内編集機能が豊富で、PCであまりレタッチしないユーザーには良い選択になるかもしれない
以前のDxOMarkのデータ通りに画質は良さそうなレビューとなっていますね。ちなみにDxOMarkの総合スコアは、他のハイエンドコンパクト機とほぼ横一線の結果となっています。
自分は以前CP+ 2013でこのペンタックス MX-1を触ったことがあるんですけど、正直いって他社のハイエンドコンパクト機とそれ程変わらない印象で、やっぱりデザインの好き嫌いで買うカメラなのかな~というのが第一印象です。
今後このペンタックス MX-1は、日本でも市場投入してくれるのかどうか気になるところです。