ホーム > カメラニュース 2021 > リコー決算発表 セグメント的にデジカメとTHETAが切り離されつつある模様

リコー決算発表 セグメント的にデジカメとTHETAが切り離されつつある模様

リコーが2020年度決算発表を行いました。その中で2021年度からカンパニー制を導入した事によりデジタルカメラと360°カメラ(THETA)が切り離されつつある事が伺えます。これは何を意味するのでしょうか。

まず最初に " リコー全体 " と、SmartVison (PENTAX/GR/THETA含む)が属する " その他 " のセグメントの2020年度実績を見てみましょう。

2020年度実績 (2020年4月~ 2021年3月)

  • リコー全体 … 売上高 1兆6,820億円 (16.3%減) / 営業利益 -454億円
  • その他 (カメラ事業含む) … 売上高 1,176億円 / 営業利益 -224億円

その他セグメントにおいて、360°カメラとその関連サービスは順調で、産業プロダクツ事業は回復傾向である事を決算発表資料に掲載。その他セグメントに含まれる各事業の内訳は掲載されていないものの、360°カメラは好調と表現している事から、360°カメラに関しては利益を生み出しており収支は黒字もしくはトントンである事が推測されます。

リコー全体の営業利益が-454億円で、その他が-224億円となっており、損益分の半分ぐらいはその他が占めている事に。

デジカメとTHETAが切り離されつつある

セグメント

リコーは2021年度からカンパニー制に移行し自律的な運営を行い黒字化を目指していますが、カンパニー制になった事からセグメントの構造が変わり、その他セグメントにも変化があった事が伺えます。産業プロダクツは新セグメント インダストリアルソリューションに移行したのは良いのですが、デジタルカメラと360°カメラはその他セグメント内で切り離された事が確認できます。

デジタルカメラはSmartVisonから外れ、その他の中その他に押し込めらた印象。

これは何を意味するのでしょうか…。これ以降は、単に私個人の推測になります。

少なくともリコーは、THETAは手放さない方向性

前回の決算発表でリコーは、カメラ事業(PENTAX / GR)に対して「このブランドを未来に残していく方法を模索する。考え方に同意いただけるならば、連携や出資の受け入れなども選択肢の一つと考えている。お知らせすべき内容が決定すれば、お知らせする。」と踏み込んだ発言をしており、今回のデジタルカメラと360°カメラの切り離しは、少なくともTHETAは手放さない方向なのかなと感じました。

今年のカメラ市場は去年と比べると回復基調にあり、リコーイメージングはデジタル一眼レフ APS-C フラッグシップ機「PENTAX K-3 Mark III」を発売しただけに、2021年度は踏ん張りどころかもしれません。

記憶がちょっとあやふやですが、以前はリコーイメージングの製品ページでも「THETA」の製品ページが用意されていた気がするのですが、今ではクリックするとダイレクトにTHETA専用ページに飛ぶようになっています。