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Lマウントアライアンス 新たなコンセプトムービーを公開

SIGMAのyouTubeチャンネルからLマウントアライアンスのコンセプト動画「L-Mount Alliance Concept Video」が公開されました。Lマウントアライアンス雑談も少しだけ。

L-Mount Alliance Concept Video

Lマウントは元々ライカが2014年に導入したミラーレスカメラ用のマウントでAPS-C/フルサイズ機に対応しており、2014年にAPS-C「ライカT」を発売し、2015年フルサイズミラーレス機「ライカSL」を発売。2018年にライカ・シグマ・パナソニックによってLマウントアライアンスが誕生。2021年に4社目となる「エルンスト・ライツ・ウェッツラー」が加わりました。※エルンスト・ライツ・ウェッツラーはライカの関連会社を継承しシネレンズを展開

Lマウントアライアンス

Lマウントアライアンスが誕生してから気が付けば3年が経ちました。その内の約2年はコロナ禍で3年が経過した感じは個人的に薄いですが、各社ミラーレス機&Lマウントレンズを拡充してきており、今回のコンセプト動画は特にレンズ群が印象的に感じます。

  • THE FINEST MOUNT / 極上のマウント
  • BECOMES A SUPERIOR SYSTEM / 優れたシステムを構築
  • WITH THE PERFECT PARTNERS / 最高のパートナーに
  • UNLEASHING YOUR CREATIVITY / あなたの創造性を解き放つ
  • OFFERING UNLIMITED POSSIBLITIES / 無限の可能性を提供

今年はソニー「α1」から始まりキヤノン「EOS R3」そしてニコン「Z 9」と競合他社から意欲的なフルサイズミラーレス機が登場しただけに2022年以降のLマウントアライアンスにも期待です。

 

これ以降はデジカメライフ雑談になります。

ライカ2022

「ライカSL」が2015年、後継機となる「ライカSL2」が2019年11月に国内発売され、これまで通りのライフサイクルであれば2013年に「ライカSL3」が登場する事になります。ライカは現時点で10本のSLレンズをラインアップしており、ここ最近は1年に2本ぐらいのペースでラインアップを拡充してる印象。

なので2022年もSLレンズは2本ぐらい登場しそうな予感。ライカ「SL2」「SL2-S」に続く派生機の可能性があるのかどうか気になるところ。あとAPS-CのTLシステムは2017年に「ライカTL2」を投入してからほったらかしで、すでにブラックモデルは生産終了しており、今後再構築するのかシグマとパナソニックからも「Lマウント APS-C ミラーレス機」が登場するのか…Lマウント APS-C周りは不透明な状況が続いています。

シグマ2022

購入するしないは別としてFoveonセンサーを搭載した「Lマウント フルサイズ ミラーレス機」の登場を楽しみにしているユーザーさんは潜在的に多いのではないでしょうか。仕切り直しのFoveonセンサーの開発状況をCP+2022あたりで告知してくれる事に期待。

シグマは Lマウント DC DNレンズをラインアップしており、先程も書きましたがLマウントアライアンスが「Lマウント APS-C」の現状をどう考えているのか知りたいところ。

シグマ「fp」は " fp/fpL " シリーズ化されたので、さらに派生機が登場する可能性があるのか、次は2世代目のモデルになるのか色々想像してしまいます。ちなみに無印「fp」は2019年5月、高画素モデル「fp L」は2021年4月に発売されました。あとLマウントではないですが、dpシリーズの今後の方向性も知りたいところ。

今回はLマウント関連雑談なのであまり触れませんが、RF/Z/Xマウント参入に注目しているユーザーさんは多いのではないでしょうか。

パナソニック2022

今年のパナソニックは、Lマウントボディに関しては大きな動きはなくLUMIX20周年を迎えた10月にLマウントボックススタイルカメラ「BS1H」を発表したのみだけに2022年は2世代目にあたるLマウント フルサイズ機の登場に期待が掛かります。独自路線ではなくフルサイズミラーレス市場のトレンドを考慮する方向性であれば、Lマウント8Kミラーレス機に期待したところ。

あと「S1 / S1R / S1H」後継機は、初代機と同じようにボディサイズと重さの優先順位は低めなのかどうか個人的に注目しています。自分はMFTカメラ使いの軟弱者なので店頭でレンズ付きの「S1/S1R」を手にした時に思った以上大きく重く心が折れました。だから小型軽量化にこだわるOMデジタルにLマウントアライアンスに参加して欲しかった。「S5」後継機に関しては「S1シリーズ」が先に新しくならないと登場しなさそうな予感。

レンズに目を向けるとパナソニックはLマウントにおいて " F1.8単焦点シリーズ " に注力した1年だったのではないでしょうか。すでにレンズロードマップで「18mm F1.8」と「広角ズームレンズ」を計画している事を明らかに。レンズラインアップは、初期の頃はコンセプト通りプロ・ハイアマチュアにターゲットを絞り過ぎた感がありましたが、今ではカジュアルな交換レンズの方が多い印象です。「S5」を出した時に方向性を少し変えたのかな~と思う事も。

DFD推しが続く限りパナソニックから「α9II」や「EOS R3」などのスポーツ(スピード)カメラは登場しなそう。そうなってくるとやっぱりパナソニックは動画性能で競合メーカーと差を付ける必要があり、10月に開催された4K・8K映像技術展で公開した「有機CMOSセンサー」が、2022年以降どう動くのか注目しています。すぐに民生カメラに搭載される事はないだろうと思うけど。