ソニー α7S III ここにきてQuad Bayer センサー搭載の噂が登場 何度目?
SARが、中国の掲示板 xitekにソニー「α7S III」にQuad Bayer センサー IMX312AQKが搭載されているとスペックシート画像を掲載している事を伝えています。現時点で真偽は不明とのこと。
大元のxitekに書き込まれた情報は検索をかけたらすぐ出てきました。中国語は分からないので、翻訳ツールの力を借りて英語と日本語に変換して見てみると、認証機関に登録済みの「WW271448」が「α7S III」で、何からかの理由でQuad Bayerモードが無効となっている的な事が書いてある模様。
掲載されている「IMX312AQK」はQuad Bayer センサーで、ベースは4897万画素センサーで配列を信号処理によって変換する事で1224万画素センサーとして機能する事が伺えます。もちろん積層型 裏面照射型センサーでもある事も掲載されています。
ただしスペックシートの解説を読んでみると本来であればQuad Bayerで出力可能な4897万画素のモードは「WW271448」は使用できないと注記書きが掲載されている事が確認できます。切り替えが出来ないのであれば、普通に1200万画素 積層型 裏面照射型センサーを搭載する方がコスト的にも安くなりそうな気もします。固定してまでQuad Bayer センサーにする利点が何なのか色々想像してしまいます。
SARは、現時点でこれが本物なのかフェイクなのか分からないとコメント。ソニーは何らかな理由で4800万画素の静止画が撮影出来ないようにしていると掲載。
以前「IMX521 : 1500万画素 Quad Bayer センサー」情報(噂)が登場した時も、配列を切り替え可能にしているのかどうか分かっていませんでした。「α7S III」はプロ用途に応えた動画志向のカメラに仕上がっている事は最新インタビュー記事で明らかにしていますし、切り替え可能な仕様にしてまうと「α7R IV」の売り上げが落ちる可能性があるのかもしれません。
Quad Bayer センサー搭載の噂は、何度も登場し泡のように消えてしまう事を繰り返しているので、精度の高い情報(噂)が登場するまでは、必要以上に期待せず様子見した方が良いような気がします。