ホーム > カメラニュース 2021 > 雑談 : ソニー「αカメラとGMレンズは、ワイルドライフ撮影決定版」表記の違い

雑談 : ソニー「αカメラとGMレンズは、ワイルドライフ撮影決定版」表記の違い

ソニー(Sony | Camera Channel)が、αカメラとGMレンズがワイルドライフでがんがん使える事をアピールするプロモーションムービー「Discover Wildlife with Sony Alpha | Sony | Lens」をYouTubeに公開しました。

ソニーは「α7S III」を発表してからフィールドに出て撮影したプロモーションムービーや映像作品を公開する事が多くなった印象で、今回も同じ様な感じのプロモーションムービーなのですが映像の終盤に気になる文言というかセリフが2つ出てきます。

ソニーカメラ
ソニーカメラ

日本語的な言い回しをするのであれば「Sony Alpha Cameras with G Master Lenses. The only way to capture wildlife. / ソニー αカメラとGMレンズの組み合わせは、ワイルドライフ撮影決定版。」「Sony Alpha range of cameras is made for the wild. / ソニー αカメラ製品群は、ワイルドライフに打って付け。」という感じでしょうか。

国内でソニーはαカメラの塵防滴性能に関して「防塵・防滴に配慮した設計」と表記しているので、このセリフを見ると「えっ…?」と思う方は少なくないと思います。

ソニー α7S III

上記は「α7S III」製品ページのスクリーンショットですが、防塵防滴性能に関して「より防塵・防滴に配慮した設計」と表記し、ほこりや水滴の浸入を完全に防ぐものではありませんという注意書きも掲載されています。

ソニー α7S III

海外ソニー「α7S III」製品ページには防塵防滴性能を解説している項目がないので英語版カタログ(PDF)を見てみると、ほこりや水滴の浸入を100%保証するものではないと注意書きは確認できますが、" 配慮 " という表現はなく「Improved dust and moisture resistant design / 改善した防塵防滴設計」と掲載されている事が確認できます。

なので海外では上記のようなプロモーションムービーが成立しているかもしれません。かなり前にαカメラの「防塵・防滴に配慮した設計」という表記が話題になった事がありましたが、今後オリンパスやペンタックス・カメラのように国内でも " 防塵防滴設計 " と表記できる仕様になる事に期待です。

ソニーカメラ

このプロモーションムービーに興味深いシーンが1つあり、雨のシーンが2つ登場してくるのですが、1つ目は水中撮影なの防水ケースを付けているので違和感はないのですが、2つ目のシーンで傘を差して撮っているんですよね。ワイルドライフに打って付けのカメラとプロモーションするのであれば、びしょ濡れで撮るシーンだと思うのですが…やはりほこりや水滴の浸入を100%保証するものではない模様です。この辺は、保証の予防線を引いている感じですよね。

自分はαカメラを所有した事がないので、ソニーが " 配慮 " という表現しながらも問題ない防塵防滴性能を発揮しているかもれません。しかし自分が愛用しているパナソニック「G9」も防塵防滴に配慮した設計で、てっきり防塵防滴仕様と思ってカッパ着て土砂降りの中で撮影していたら調子が悪くなった事があったので無理は禁物です。傘差しましょう。