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CES2021 ソニー Airpeakを初公開 VISION-S欧州でテスト走行をAirpeakで空撮

CES2021に向けてソニー「FE 35mm F1.4 GM」は発表されませんでしたが、クリエイター向けのAIロボティクス・ドローンプロジェクト「Airpeak」を初公開し、EV車「VISION-S」 を撮影した映像も公開しました。

Airpeak 初公開

ソニーは2020年11月にドローンプロジェクト「Airpeak」の立ち上げを発表し、2021年春の事業開始に向けて動き始めていましたが、順調に進んでいる事が伺えます。ソニーがいきなりこのプロジェクトを立ち上げた訳ではなく、以前からグループ関連会社であるエアロセンスでドローンはじめ測量や点検などの現場でクラウドを使用したデータ解析サービスを展開しており、プロジェクトを立ち上げる下地は元々持っています。

CESに向けた発表だけにソニーはAIをはじめとするソリューションの組み合わせを提案してきている印象です。

VISION-S 欧州で公道テストを開始

「VISION-S」は、ソニーがCES2020で初公開したEV車で自動車業界も注目を集めたクルマになります。当時ソニーが自動車市場に参入か?という推測が流れ、その時ソニーは " ADAS(先進運転支援システム) " などの技術をアピールする為のものという表現にとどめましたが、公道テストを開始する事により、いつかソニーからEV車が発売されるのではないか?という期待が高まります。

アップルもEV市場に参入するのではないか?と言われており、色々な憶測記事が報道されつつある状況だけに注目している人は多いのではないでしょうか。ソニーにも言えますが、センシング技術だけのサポートになるのか、もしEV車そのものを販売するのであれば、どこが製造するのか、車は家電とは違うのできっちりしたアフターサポートが必要で、人の命が最優先の事業だけにしっかりとした技術・サービス体制の構築が必要となってきます。

EV環境

上記はRide Nowが公開した現時点におけるEV環境と問題点を語った動画で、やはり実用面においてリチウムイオンバッテリーに容量と充電時間のトレードオフが問題で、EVも次へのステップが必要な事が伺える内容となっています。最近脱カーボン化が国内でも急に話題になっていきましたが、問題は山積しています。見方を変えれば大手自動車会社が、EVを一気に推し進めないのであれば、テスラのように新興メーカーが参入しEV市場において影響力を発揮できる可能性も。すいません…少し話が反れてしまいました。

VISION-SをAirpeakで撮影

今回VISION-SをAirpeakで撮影した動画を公開。もちろん撮影には、Eマウント フルサイズ αカメラを使用。Airpeakが事業化するのは確定的ですが、この先ソニーがVISION-Sによってセンシング・システムを進化させ、車内空間をどう演出するのかソニーならではの独自性に期待です。通信やサービスも含めてクルマは進化していくと思うので、最終的にソニーブランドのEV車が実現すれば夢があるかもしれません。