ソニー「α1」vs「α9II」比較画像 デザインと仕上がり具合をチェック
ソニー「α1 | ILCE-1」が発表されたので、ソニー「α9 II | LCE-9M2」とボディの仕上がり具合を比較してみました。どのような違いがあるのでしょうか。ざっくりマウント部でサイズを合わせただけで厳密なサイズ比較ではないので、それを前提に見ていただけたらと思います。
※下記のリストに出てくる質量は、バッテリーとSDカードを含む質量になります。
「α1」vs「α9II」前面比較
- α1 … 128.9 x 96.9 x 80.8mm 737g
- α9II … 128.9 x 96.4 x 77.5mm 678g
基本的にこれまでのデザイン言語を引き継いでおりパっと見はほとんど同じに見えます。幅は同じものの、高さは0.5mm高くなり、奥行きは3.3mm厚くなっています。正面から見るとソニー・ロゴがある軍艦部の見え方が少し違っている模様。質量は59g重くなっています。グリップ形状は、前面から見る限り同じに見えます。
「α1」と「α9II」はコンセプトが異なり、「α9シリーズ」はスピードコンセプトでしたが、「α1」はブラックアウトフリー高速連写30コマ/秒に対応しながら、8K30pにも対応し静止画・動画性能を求めた次世代機 " THE ONE " として仕上がってる印象。静止画・動画性能を両立したハイブリッド機というより、融合してきている印象です。
「α1」vs「α9II」背面比較
基本的なボタン・ダイヤル類の配置は同じ。動画のRECボタンは「α1」の方が識別し易いデザインに。しかし動画志向の「α7S III」のように上面にRECボタンを配置していません。EVFに差があり、サイズは 0.5型 → 0.64型に大型化し、解像度も 369万ドット → 944万ドット に高精細になっています。
可動式モニタはチルト式でサイズもドット数も変化なし。搭載センサーは、「α1」が5010万画素Exmor RS CMOSセンサーを搭載し、「α9II」が2420万画素Exmor RS CMOSセンサーを搭載しているので、ISO感度の上限は「α9II」の方が上回ります。その反面「α1」は画素数が多い分、静止画サイズは8640 x 5760pxを実現し、8K30p動画撮影可能となっています。
「α1」vs「α9II」上面比較
「α1」の方が若干厚くなっているように感じます。基本的にボタン&ダイヤル類の配置は同じですが、モードダイヤル項目の順番が少し異なり、向かって左側下段の「α1」のフォーカスモードダイヤルは、上から見た時にどのモードに設定しているのか分かるように変更されている模様。
α7/α9シリーズは世代を重ねる事にわずかに大きくなってきていますが、やはりソニーとして小型軽量ボディの優先順位が高い事が伺え最低限に抑えています。縦グリップ一体化にしなかった事は、サイズ感に配慮したからかもしれません。※Zバッテリーグリップ VG-C4EM 装着可能
「α1」は、2021年3月19日(金)発売予定。予約受付開始は2021年2月2日(火) 10:00を予定しています。市場推定価格は、800,000円前後+税の模様。ソニーショールーム/ソニーストアの「α1」先行展示は、1月29日(金)からとなっています。※要予約
製品ページを見てみるとコンセプト別に色分けして「THE ONE」「Speed」「Resolution」「Sensitivity」「Basic」「Compact」と揃い踏み。何気にアメコミやヒーローモノのメンバーみたいな雰囲気に。