ソニー 2023年夏の決算発表 Q1(4～6月) カメラの売上高1,618億円
ソニーが、2023年度 第1四半期 (4月～6月) 決算を発表しました。スチルカメラとビデオカメラ合算の売上高になりますが、Q1のカメラ売上は1,618億円7,400万円となっています。
ソニーのカメラ事業はエンタテインメント・テクノロジー＆サービス分野(ET&S分野)の中の1つの事業であり、今回の決算発表ではカメラ事業に関してはあまり触れておらず、デジタルカメラは販売台数増加で増収だった事ぐらいしか語っていません。
補足資料にスチルカメラとビデオカメラ合算の売上高が掲載されているので一緒に見ていきましょう。
スチルカメラ&ビデオカメラ Q1売上高 ※2023年4月～6月
- FY22 Q1 … 1,397億300万円
- FY22 Q2 … 1,478億6,200万円
- FY22 Q3 … 1,711億4,600万円
- FY22 Q4 … 1,063億700万円
- FY23 Q1 … 1,618億7,400万円
上記の表は百万円単位なので一般的な表記に変えるとこんな感じに。説明会資料で " デジタルカメラは販売台数増加で増収 " と表現しているだけあって前年同期比で 1,397億円 → 1,618億円 に増収している事が伺えます。※ちなみにキヤノンのイメージング(カメラ)の売上高は1,419億円
少し話は変わってイメージセンサーのイメージング＆センシング・ソリューション分野 (I&SS分野) を見てみると、通期見通しを下方修正しています。スマートフォン市場は、中国市場回復の遅れに加えて欧州市場の長期低迷、北米市場の減速など想定以上に市場環境が悪化しているそうです。