タムロン ミラーレスレンズ「小型・軽量・高性能を目指して開発している」
BCN+Rが「何を写すか、カメラは知っている──CP+2019 パネルディスカッション 前編 | 後編」を掲載しました。その後編でタムロンが、(ミラーレス)レンズ開発における方向性を明確に示していて興味深く感じます。
" ミラーレス " という直接的な表現は無いですが、「ミラーレス新時代に向けて」と題したパネルディスカッションでのコメントなので、主にミラーレスレンズの開発を示唆した発言と思われます。
これからのカメラ・レンズづくりについて
タムロンのレンズは、小型・軽量・高性能を目指して開発している。普段から持ち歩いて使っていただくことを目指している。画質と同時に、いかに使っていただくかという点も大事にしながら開発を進めていきたい。※BCN+R「何を写すか、カメラは知っている──CP+2019 パネルディスカッション 後編」より
月産生産数を計画の5倍以上に引き上げる事となった大ヒットレンズ「28-75mm F/2.8 Di III RXD」をラインアップし、CP+2019に向け開発発表した大口径超広角ズームレンズ「17-28mm F/2.8 Di III RXD (Model A046) 」も小型軽量を目指しCP+2019 タムロンブースでモックアップを展示。このレンズもネットの評判を見る限り良好で、今後も同じコンセプトでミラーレス用レンズが登場してくる事を予感させるコメントとなっています。あとはEマウント以外のフルサイズミラーレスシステムにも投入する予定があるのかどうか気になるところ。
これまでArtレンズで妥協なき光学性能を追求してきたシグマもミラーレス用レンズに関しては、コンセプトによってはカメラ内補正前提設計となり、小型なレンズも開発していく考えを明らかにしているので両社からさらに魅力的なミラーレス用レンズが登場してくるのではないでしょうか。