ツァイス Touit 32mm F1.8 は、最高の画質を求めるユーザーにお勧めなレンズ
The Phoblographer が、カールツァイス Touit 32mm F1.8 (ソニー NEX Eマウント) のレビューとサンプル画像を掲載しています。ソニーの純正レンズの中で対抗できるレンズはなくて、信じられない程の画質を求めるユーザーにお勧めな大口径単焦点レンズであると評価しています。
まず長所は…
- 高品質な仕上がり
- ゴム製のフォーカスリング
- AFが高速
- 大口径であること
そして短所は…
- 高価であること
- 防塵防滴ではない
そしてレビュー本編は…
- まずレンズのF値が明るくて、ダンベルのように重いAマウント Zeissレンズ 24-70mm F2.8と比べると小さいながらもパワーを発揮する単焦点レンズなのだ
- ゴム製のフォーカスリングのフィーリングが良好で、しっかりしたグリップ感を提供している
- カール・ツァイスは、ゴム製フォーカスリングは寒い時期にフォーカスを合わせるのに適していると述べている
- 富士フイルム Xマウント用 Touit 32mm F1.8には絞りリングが採用されているが、ソニー Eマウント用には採用されていない
- Eマウント用 Touit 32mm F1.8のレンズボディは非常にシンプルで、すべてにおいてスムーズな仕上がり
- 外装は滑らかなマット仕上げで非常に傷に強いと思われる
- デザイン的に控えめでストリートスナップを行う時に通行人に目立って圧迫することはない
- レンズフードはプラスティック製で少しガッカリしたが、コンパクトなミラーレス機を考慮していると思われる
- NEX-6でこのレンズを試してみたが、AFは速くて迅速かつ正確なのだ
- 基本10枚撮れば、8枚は正確に焦点している
- ただし逆光時は少し迷い気味になるので、マイナーな問題が生じる時もあるようだ
- 薄暗いレストランでもAFは速くて正確だし、動作音も静か
- 色味は活気に満ちた感じで、ボケ味はバターのように滑らか、肌のトーンの再現性も素晴らしい
- 微妙な周辺減光はあるが、F3.2-3.5まで絞れば消滅する
- 最大のメリットは、F1.8で撮影できることではないだろうか
- NEXユーザーがこのレンズを使用して失望することはないと思う
- ソニーレンズでこれに対抗できるレンズはないのだから (色味もボケ味も純正レンズを圧倒している)
- 開放では周辺がソフト描画ではあるが、F3.2まで絞れば全域シャープな描画である
- 歪みは少しあるが、50mmレンズと同等ぐらいのレベル (まあこのレンズを多くの写真家が、風景写真や建物写真で使うとは思わないが…)
- カラーフリンジは私自身気付く事はなかった (100%表示しても見つけるのは大変)
- 逆光でポートレート撮影をしてもパープルフリンジもなく、Zeissに賞賛を送りたいほどである!
- Touit 32mm F1.8は最高の仕事をしてくれるレンズで、信じられない高画質を求めるユーザーにお勧めのレンズ
The Phoblographerは、Touit 12mm F2.8 (富士フイルム Xマウント)のファーストインプレッションも以前に掲載していて、「Touit 32mm F1.8 vs XF 35mm F1.4」の比較レビューも掲載しています。
今回は、Eマウント Touit 32mm F1.8ですが、Eマウント用の仕上がりもかなり良さそうに感じさせるレビューとなっていて、NEXユーザーであれば一度は使ってみたい1本になりそうな予感。
そして気になった点も書かれていて、AFがロックしたままになってしまう症状で出る時があってNEX-6の電源を切るしか解決方法がないと報告していて、これはファームウェアアップデートで解消されると確信しているとコメントしています。