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キヤノン「今年もEOS R5 / R6の競争力は高く、高い利益率を維持できる」

キヤノン 2020年12月期 決算説明会におけるQ&A資料が公開されており、イメージング事業が今年も増収を見込んでいる理由を明らかにしています。あとCP+2021に向けた雑談も少しだけ。

イメージングシステムの2021年は好調な業績が継続する計画となっているが、IJ とカメラそれぞれで、増収と高い利益率を維持できる背景について教えてほしい。

IJ については、在宅勤務や在宅学習などが特に海外で継続し、本体だけでなく、消耗品の販売も安定的に推移することで、今年も増収を見込んでいる。カメラは、コロナ禍で費用をあまり使わずに販売活動を行った昨年よりは多少の経費増を見込んでいるが、競争力の高い「EOS R5」と「EOS R6」が 1 年を通じて業績に寄与することで、今年も高い利益率を維持できると考えている。※2020年12月期 第4四半期 説明Q&A要約(PDF)より

少なくとも今年前半はコロナの影響でまだ残る事が考えられインクジェット事業は上向きである事が伺え、カメラ事業は今年も「EOS R5」と「EOS R6」が牽引していく事を見込んでいる模様。ちなみに今回の決算発表でキヤノンは、さらにRFレンズラインアップの強化し、ボディとレンズのプロダクトミックスを向上させ、対前年増収を目指す事を明らかにしています。

CP+2021に向けた話を少しだけ

CP+2021オンラインに向けてキヤノンが開発発表を含めたRFレンズロードマップの更新を行うのかどうか個人的に注目しています。先日ソニーがEマウント フラッグシップ機「α1」を発表した事により、キヤノンとニコンが近い将来、どのようなフルサイズ ミラーレス プロ機を発表するのか注目しているユーザーさんは多いと思います。キヤノンとニコンからどういうコンセプトのプロ機が登場するのか分かっていませんが、望遠系のレンズラインアップがもう少し拡充し品薄状態を解消する必要がある印象。プロ機だけにレンズラインアップとの兼ね合いが重要だと思うのでCP+に向けて動きがある事に期待です。

まだ詳細は掲載されていませんが、キヤノンのCP+2021オンライン専用ページや上記のプロモーションムービーを見る限り、どちらかというと動画よりも静止画に振っている印象。オンラインで壇上する出演予定者を見ても写真家が多い事が確認できます。

CP+2021向けてソニーと富士フイルムは主要製品を発表済みで、ソニーは加えて「FX3」を発表しそうな展開、シグマは「fp L」を発表しそうな動きもあり、キヤノンもCP+2021に向けて大きな動きがある事に期待です。CP+2021オンラインは、2月25日(木)~28日(日)まで開催されます。