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キヤノン「カメラ需要は以前のような規模になることはないが、底堅く推移すると考えている」

先日キヤノンは2023年Q1決算発表を行いました。質疑応答(Q&A)書類を追加公開しており、カメラ市場規模について語っているので一緒に見ていきましょう。

Q2.第2四半期以降のカメラ市場及びキヤノンのカメラ事業の見通しはどうか。

A2.カメラ需要は以前のような規模になることはないが、底堅く推移すると考えている。ユ ーザーのすそ野を広げるべくミラーレス新製品を投入してラインナップ拡充をする事で、売上成長と収益性向上を図っていく。※説明Q&A要約(PDF)より

すでにキヤノンはRFマウント APS-C「EOS R7」「EOS R8」「EOS R10」を市場投入しており、ユ ーザーのすそ野を広げる基本的な製品群をラインアップしています。今後ソニーのVlogカメラのような、よりコンセプト色の強い " EOS R " シリーズカメラをキヤノンが市場投入してくるのかどうか個人的に注目しています。

キヤノンは数年前からカメラ市場の縮小は底打ちした事を語っていますが、今回も同じ様な言及をしている事が分かります。ご存じの通り各カメラメーカーは利益率の高い製品開発に舵を切り、高品質・高価格製品にシフトしています。

キヤノンは公式に戦略的にミラーレス分野でも " No.1 " の地位を確立していく事を示唆しているので、今後どのような新型カメラと交換レンズを市場投入してくるのでしょうか。楽しみにしているキヤノン・ユーザーさんは多いのではないでしょうか。