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BCNによる2020年 カメラメーカー販売台数別シェアと販売台数対前年比が明らかに

BCN+Rが、BCNランキングによる2020年カメラメーカー販売台数別シェアとデジタルカメラメーカー5社の販売台数対前年比を明らかに。

元々この記事は、ニコンの憶測報道記事が登場しTwitterで " #頑張れNikon " ハッシュタグがトレンド入りた事がきっかけで作成された事が伺えます。2020年のデジタルカメラ販売動向まとめ記事といった感じでしょうか。

ミラーレス一眼 メーカー別台数シェア (2020年1月~12月)

  1. ソニー … 27.4%
  2. キヤノン … 23.8%
  3. OMデジタル … 23.4%
  4. 富士フイルム … 12.0%
  5. パナソニック … 8.3%
  6. ニコン … 4.6%

コンパクトデジタルカメラ メーカ別台数シェア (2020年1月~12月)

  1. キヤノン … 39.1%
  2. ソニー … 19.6%
  3. 富士フィルム … 11.4%
  4. ニコン … 10.5%
  5. リコーイメージング … 7.1%

デジタル一眼レフ メーカ別台数シェア (2020年1月~12月)

  1. キヤノン … 51.9%
  2. ニコン … 44.8%

金額ベースではなく " 台数ベース " の年間シェアになりますが、ミラーレス機においてソニーが台数別でもシェア1位の模様。個人的に金額ベースだと利益率の高い「α7 III」が売れ続けるソニー、台数ベースだと数が出る「EOS M」をラインアップしているキヤノンというイメージがあったので。

OMデジタルは国内では強く、オリンパス「PEN E-PLシリーズ」や「OM-D E-M10シリーズ」の数が出るのではないでしょうか。2019年の話になりますが、オリンパスは巨大市場である米国・中国でのシェアが低い事を明らかにしています。

ニコンはミラーレスにおいて利益率重視の戦略ですが、ミラーレス販売台数シェアが " 4.6% " でびっくり。デジタルカメラメーカー5社の販売台数対前年比も掲載されているので、ニコンの販売台数対前年比を見てみましょう。

2020年 主要デジタルカメラメーカー5社の販売台数前年比

  • キヤノン … 55.1%
  • ソニー … 76.5%
  • ニコン … 36.0%
  • 富士フイルム … 91.1%
  • OMデジタル … 66.4%
  • デジタルカメラ全体 … 59.6%

2020年の販売台数はコロナの影響を大きく受け、2019年と比較した場合一般的に " 半減 " という表現が良く用いられ、その言葉通り全体で " 59.6% " となっています。しかしメーカー別で差がある事が明らかに。ニコンだけ大きく落ち込んだ事が確認できます。その反面ソニーと富士フイルムの強さが浮かび上がります。