ホーム > カメラニュース 2022 > ライカ「M11」を含めて新型カメラ4機種を計画中? TL/CLシステムは終焉を迎えた?

ライカ「M11」を含めて新型カメラ4機種を計画中? TL/CLシステムは終焉を迎えた?

Leica Rumorsが、ライカのLマウント APS-C ライカTL/CLシステムはここ数年放置状態であり、すでに開発自体が終了している可能性があるとオピニオン記事を掲載しました。

下記の「ライカM11 キーノート」動画に壁に年表を兼ねた系譜ディスプレイが登場するシーンがあり今回のオピニオン記事を掲載するきっかけになった模様。

ライカは2022年以降に「M11」を含めて新型カメラ4機種を計画中

系譜
系譜

開始早々2:16あたりにこのシーンが登場してきます。年表を兼ねたライカカメラの系譜がディスプレイされており、右端の2022年に今回発表された「ライカM11」が確認できます。その上に空白のパネルが3つあり、海外でライカは「M11」を含めて2022年に新型カメラ4機種を発表するのではないか?と話題になっています。

ライカ系譜
ライカ系譜

パネルの上から1番目が中判カメラである「Sシステム」、2番目がLマウントミラーレス「SLシステム」、3つ目がフルサイズセンサー搭載コンパクト「Qシリーズ」である事が確認できます。Lマウント APS-C ミラーレス機である「ライカTL/CLシステム」の系譜が途切れているのです。

「ライカTL/CL」ラインは終焉を迎えている?

Leica Rumorsは、小型なセンサーサイズの解像度(画素数)は制限があり、(フルサイズ機は)6000万画素センサー搭載するメーカー増えつつあり解像度(画素数)がより重要になってくる事を指摘。上記の動画のディスプレイを見る限りライカはすでに " APS-C製品 " ラインに見切りをつけたのではないか?と推測しています。

これ以降はデジカメライフ雑談になります。

残りの新型カメラ3機種はすべて2022年に登場するとは限らない

ライカは独自のタイムラインで新製品を発表・発売する傾向が強く、上記の空白のパネルには " 2022 " の文言がないので2022年以降に予定し計画中の新型カメラとして解釈した方が良いかもしれません。ちなみに現行 S/SL/Qシリーズの国内における発売時期を見てみましょう。

  • ライカS3 … 2020年3月
  • ライカSL2 … 2019年11月
  • ライカSL2-S … 2020年12月
  • ライカQ2 … 2019年3月
  • ライカQ2モノクローム … 2020年11月

現行機種は絶対的に古いとは言えずすべてが2022年に登場しなくとも、中判カメラはハッセルブラッドの新型機が噂されており水面下で次世代中判センサーが存在する可能性があります。「ライカM11」が6000万画素センサーを搭載した事により将来的に「SL/Q」ラインも6000万画素もしくはさらに高画素なセンサーを搭載した次世代機が期待できます。トリプルレゾリューション技術がM型ライカの独自機能となるのか、「SL/Q」ラインにも採用していくのか注目です。

今のところ海外メディアの「ライカM11」のインプレッション記事を見る限り評価は高い印象。