ニコン「10年先を見据えてカメラ要素技術に先行投資」「プロのニーズを満たせる技術開発」
CP+2021オンラインが開催されニコンが「ニコンCP+2021オンラインイベントを迎えて」を公開し、ニコンイメ―ジングジャパン マーケティング本部長 若尾郁之氏が挨拶の中で今後の方向性を軽く触れています。
今後も様々なファームウェアアップデートを予定
Zマウント エントリー機「Z 5」を投入し、機能・性能をアップグレードし一層幅広い表現を可能にした第二世代「Z 7II」「Z 6II」を発表しました。Zシリーズのボディは繰り返しファームウェアを行う事により進化を遂げ、今後も様々なファームウェアアップデートが予定されています。
今年もZシリーズは、機能改善・強化ファーウェアでどのような進化を遂げるのでしょうか。今ところ動画関連に関しては有料のファームウェアがあるので、その辺の対応がどうなっていくのか気になるところです。ちなみに一眼レフには一切触れていません。
Zレンズロードマップに従って拡充していく
魅力的なレンズを複数発表。f/2.8シリーズも揃い、NIKKOR Zのラインアップは18本まで拡充しました。NIKKOR Zレンズもすべて発表されているラインアップに従って拡充していきます。
今後予定しているZレンズ群
- 単焦点レンズ … 85mm S、400mm S、600mm S
- 薄型単焦点レンズ … 28mm、40mm
- マイクロレンズ … 50mm Micro
- ズームレンズ、24-105mm S、100-400mm S、200-600mm、DX 18-140mm
ニコンはZレンズロードマップ上で2022年までに合計で27本のレンズと2本テレコンバーターをラインアップする事を予定しています。
5年先 10年先を見据えたカメラの要素技術に先行投資すると同時にプロの現場を満たせるZシリーズの技術開発も進行中
長年、プロカメラマンや皆様に愛され、その期待に応えることによって発展してきたブランドであるニコンは、5年先 10年先を見据えたカメラの要素技術に先行投資すると同時にプロの現場を満たせるZシリーズの技術開発も進行中です。
ニコンは2021年1月のインタビュー記事で「ミラーレスプロ機を開発中」である事を明らかにしており、今回は " プロの現場を満たせるZシリーズの技術開発も進行中 " と表現しています。先日の決算発表で映像事業の研究開発費の割合が下がってきている印象でしたが、今回5年・10年先を見据えて先行投資しているとのこと。
ニコン CP+2021
今年のニコンは、CP+2021オンラインに向けて大きな発表ありませんでしたが、予定しているコンテンツを見てみると静止画だけでなく " 動画 " が占める割合が増えており興味深く感じます。今後ニコンがどのように動画機能を昇華させるのか、どう提案していくのか、どう動画ユーザー層をサポートしていくのか注目です。