ニコン「発売1年でZ9の販売台数は、過去15年のフラッグシップ機の中で最高」
ニコンは先日 年間決算発表を行いましたが、同時に中期経営計画 (2022～2025年度) の進捗状況も発表しており、映像事業は収益計画の安定達成の目処が立ち、フラッグシップ機「Z 9」は発売から1年で過去15年のフラッグシップ機の中で最高の販売台数を記録した事を明らかにしています。
ファンの裾野拡大で過去最高の営業利益率を達成、収益計画の安定達成に目処
映像事業は売上高1,500億円で黒字が出る構造改革を断行し、やっと2年前から営業利益が黒字に転じました。2022年4月に策定した中期経営計画において映像事業は、売上高2,000億円で営業利益率10%を目指していますが、2022年度 (2022年4月～2023年3月) の売上高は2,271億円、営業利益422億円、営業利益率18.6%で計画を上回る実績を達成。今回中期経営計画の進捗状況で「ファンの裾野拡大で過去最高の営業利益率を達成、収益計画の安定達成に目処」と表現しています。
ちなみに今年度 (2023年4月～2024年3月) の映像事業は、売上高2,400億円、営業利益380億円、営業利益率15.8%を見通しています。※2023年5月11日時点の見通し
「Z 9」発売から1年、販売台数は過去15年のフラッグシップ機で最高
Zマウント初のフラッグシップ機「Z 9」は発売から1年で、過去15年のフラッグシップ機の中で最高の販売台数を記録した事も明らかに。ひょっとすると「Z 9」は、ニコンのフラッグシップ機において歴代最高の販売台数を記録する可能性があるのではないでしょうか。
こうなってくると先日発表したばかりの「Z 8」の販売台数も気になるところ。あの大ベストセラー「D850」の販売台数に迫る事になるのか色々想像してしまいます。ちなみに米国ニコンは「Z 8」を " 真のD850後継機 " と表現しています。