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ニコン「生産拠点を見直し生産能力向上へ」「映画大国のインドで売り込みたい」

読売新聞オンラインが、ニコン 徳成旨亮社長 インタビュー記事を掲載しました。個人的に興味深かったポイント2つをピックアップしてみました。

ニコン

生産拠点を見直し生産能力向上へ
生産能力向上を目指し生産拠点の見直しを進めているとのこと。精度の高いレンズを作るべく1000億円を投じて2030年までに順次、工場を新しくしていく方向のようで、まず最初は " 栃木工場 " を予定している事が伺えます。

プロ機器はハリウッドだけでなくインド市場も注力
ニコンは、キヤノンやソニーと同じように中国市場で好調である事を明らかに。ニコンはREDを子会社化しましたが、どうやらハリウッドだけでなくボリウッドも視野に入れており「米国のカメラメーカー、レッド社を買収した。映画の撮影でも、Zマウントが期待されている。当社が持つチャネルを使って、映画大国のインドで売り込みたい。」と語っています。

これ以降はデジカメライフ雑談になります。

赤字が顕著化していた頃のニコンは、カメラとレンズの生産は海外工場に大幅にシフトしていますが、ここ数年は黒字化が続き、静止画と動画の境界線が無くなり、REDを子会社し、より精度の高いレンズの需要も高まりそうで国内工場が再び強化されるのかどうか注目です。将来的にニコン印のシネマカメラも登場しそうな予感。

「映画の撮影でも、Zマウントが期待されている。」と語っており、Zマウントマウントのシネマカメラを計画しているのでしょうか。RED印なのか、Nikon印なのか気になるところ。

ニコンは先日「RED監修 N-log用LUT」をリリースしたばかり。ニコンはハリウッドだけでなく、もう1つの映画大国 " インド " も視野に入れている事が伺えます。ニコン・インディアのXアカウントを見てみると、写真に関してはネイチャーとウエディング需要が高い事が伺えます。

日本ではまだ保守的なイメージが強いニコンですが、今後は新しいニコンの姿を見る事になるかもしれません。あとニコン映像事業は、特に若年層の拡大に注力する方針を打ち出しています。