2024年 ニコンが発売したカメラ&レンズを振り返る
2024年はあと数日なので今年ニコンが発売したカメラ&レンズを一緒に振り返ってみましょう。

ニコン カメラ2024 ※国内で発売した時期
- 2024年7月 … Z6III
- 2024円12月 … Z50II
何気にニコンが2024年に発売したカメラは「Z6III」と「Z50II」のみ。ちなみに「Zf」は2023年10月発売。「Z6III」は動画機能が強化され、新世代「Z6」シリーズに進化した印象。静止画と動画性能を両立したハイブリッドカメラという表現が似合います。2450万画素 部分積層型CMOSセンサー搭載も話題になりました。「Z6III」はラインアップ的な立ち位置が上った感じでそれ相応な価格設定。静止画メインのニコンユーザーさんは「Z6III」にするか「Zf」にするか良い悩みになりそうな予感。ちなみに「Zf」は " 価格コム プロダクトアワード2024 " のカメラ部門大賞を受賞しました。
5年ぶりに「Z50」シリーズの新型機が登場。「Z50II」は、専用のピクチャーコントロールボタンを配置し、さまざまなカラープリセットに簡単にアクセス可能なところが特長の1つ。イメージセンサーは据え置きぽいですが、画像処理エンジンは最新の " EXPEED 7 " を採用しています。AFも進化している感じでキャッチコピー通りに " 本気で遊ぼう。DISCOVER. PLAY " 的な小型軽量コンセプト DX ミラーレスカメラに仕上がっています。
ニコン 交換レンズ2024 ※国内で発売した時期
- 2024年4月 … NIKKOR Z 28-400mm f/4-8 VR
- 2024年7月 … NIKKOR Z 35mm f/1.4
- 2024年9月 … NIKKOR Z 50mm f/1.4
この無印F1.4単焦点レンズシリーズ「NIKKOR Z 35mm f/1.4」と「NIKKOR Z 50mm f/1.4」は、S-line F1.8 単焦点レンズシリーズよりも安価な価格設定でニコン界隈で大きな話題となりました。ニコンでフルサイズカメラデビューした時に最初に購入する単焦点レンズは、このF1.4単焦点レンズシリーズが選択肢に入ってくるのではないでしょうか。ニコンは既存の高倍率ズームレンズ「NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR」よりワイド端がさらに長い「NIKKOR Z 28-400mm f/4-8 VR」も投入しています。
ちなみにNIKKORレンズは2023年に90周年を迎え、2024年5月にレンズ交換式カメラ用NIKKORレンズが累計生産本数1.2億本を達成した事を発表しています。2024年6月に様々なレンズ製品の生産体制を強化するために栃木ニコンにおける新棟建設の検討に着手した事を発表。2024年10月にパワーズーム搭載の映像制作者向けレンズ「NIKKOR Z 28-135mm f/4 PZ」を開発発表しました。
ニコンミュージアム
本社移転に伴って休館していたニコンミュージアムが新社屋で10月12日にオープンしました。すでに新たなニコンミュージアムに訪れたユーザーさんは多いと思います。

2024年12月25日時点のニコン株価は1,621円。今年のニコン株価は年初来で +15.29% 上昇しています。何気に11月中旬あたりから株価は下降気味。※ニコン株価のスクリーショットはGoogleFinanceより
ニコン新製品 2025
すでに海外認証機関に未発表カメラ「N2326」と「N2323」が登録済み。早ければCP+2025 (2月27日~3月2日) に向けて何かしら動きがある事に期待したいところ。ニコンは " RED " を完全子会社化したので今後のRED側の新製品でどのくらいニコンの " 血 " が導入されていくのか気になるところ。RED CEO大石氏はすでに抱負を語っており、NABやCineGearExpoそしてIBSなどの大きな映像系イベントがあるし、2025年はREDの動向も注目です。