オリンパス 40-150mm F2.8 PRO は、75mm F1.8と同等と言える光学性能
オリンパス・マレーシアのスタッフ ロビン・ウォン氏が、M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROに1.4xテレコンバーター MC-14を装着したレビュー、75mm F1.8と比べたレビュー、追尾AFを試したレビューとサンプル画像を掲載しています。40-150mm F2.8 PROは、かなり75mm F1.8に近い光学性能で、75mm F1.8がわずかにシャープなぐらいで、ズームレンズとして偉業とも言えるズームレンズに仕上がっていると評価しています。
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO + 1.4xテレコンバーター MC-14
- 1.4xテレコンバーター MC-14を装着すると56-210mm(35mm換算112-420mm)の焦点距離を得られるが、F4スタートになる
- なので150mm以内の焦点距離で撮影するパターンが多いユーザーであれば、テレコンバーターを使用せずF2.8を活かした撮影をお勧めする
- 1.4xテレコンバーター MC-14は小型軽量で、防塵防滴仕様
- 手持ち撮影しているのだが、実にシャープな描写が印象的なのである
- 理論的にはシャープネスの損失はあると思うが、全体的にディテール豊かな解像度で、肉眼で見る分には問題はないレベルである
- 色収差などの問題が顕著に出るのかな?と思っていたら、それも無かった
- F4スタートになるが、撮影した画像を見る限り、満足いくレベルである
- はっきり言って、1.4xテレコンバーター MC-14を装着した画像は、M.ZUIKO 40-150mm F4-5.6 / 75-300mm F4.7-6.3 よりもダントツに良い
- 1.4xテレコンバーター MC-14を装着した画像は、ほんとに良いよ
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO vs 75mm F1.8
- 40-150mm F2.8 PROに1.4xテレコンバーター MC-14は装着せず両レンズを手持ち撮りで撮り比べてみた
- 少しだけ75mm F1.8の方がシャープだが、これはズームレンズと単焦点レンズの比較であり、思った通り75mm F1.8にかなり近い光学性能で、これは本当に凄い事である
- 第1弾レビューで40-150mm F2.8 PROのシャープネス・コントラスト・レンダリングをはじめとする光学性能は、75mm F1.8レベルではないか?と書いたが、それを裏付ける結果となった
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROの追尾AFと暗部のAF性能
- 追尾AFに関しては、元々他社の追尾AFに特化したカメラに及ばない
- 私自身は滅多に追尾AFを使用しないし撮影には慣れていないのであしからず
- 今回、駆け足の子犬に関しては上手く追尾してくれたが、空飛ぶワシや、ハンティング中のライオンでも同じように追尾するとは言い切れない
- ミュージカルオペラを撮影する機会を得て、1.4xテレコンバーター MC-14を装着し撮影に挑んだのだが、ステージは薄暗い露出だったもののAFは健闘し正確にロックしてくれた
ざっくり抜き出すとこんな感じでしょうか。今回の記事は実質第2弾レビューにあたり、第1弾レビューはこちらになります。
自分も以前オリンパスの体験イベントで M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO + 1.4xテレコンバーター MC-14 を試しましたけど、違和感無く使えた記憶があり、今回のロビン氏のレビューに同感です。
75mm F1.8との比較レビューも先日写真家 田中希美男氏が、「オリンパス 40-150mm F2.8 PRO は、単焦点レンズを超えたズームレンズ」とコメントしているので、それを裏付けるカタチとなっています。
追尾AFに関しては、GH4に装着して4K撮影したレビュー記事も登場していますから、そちらも参考になるかもしれません。