パナソニック 民生用・業務用カメラ 分け隔てなく基礎技術を開発へ 4K240fpsのニーズ
先日パナソニックが2022年に開催される北京五輪に向けて民生用・業務用 8Kカメラを投入する報道がありましたが、ニュースイッチ(日刊工業新聞)が、ほぼ全文を思われる記事を掲載しました。
- スポーツ競技を撮影する際、重要なシーンを4Kでスロー再生するニーズに対応すべく、高精細映像スロー再生用途 4K 240fpsを実現
- 競技場などでは、民生用も業務用も使用される
- カメラ事業の開発強化の一環で、2019年8月下旬をめどに組織横断的なフリーアドレス制を導入
- 民生用と業務用を手がけるそれぞれの部署が、斜め向きの机を配置するなど工夫した同じ職場環境で連携を密にし、基礎技術の開発を加速
パナソニックが2019年秋に発売予定の「LUMIX S1H」は、インタビュー記事で、業務用カメラ開発チームと民生カメラ開発チームが協力して開発を行った事を明らかにしていますが、今後さらに分け隔てなく開発が行われる事が伺えます。「ラインアップ上 差別化する時代ではない」「全力で良い製品を届け続ける」ともコメントしているので、さらに開発がスピードアップするかもしれません。
業務用カメラはマニュアルフォーカスで撮影する事が多いと思いますが、民生カメラはやはりAF主体で撮影する事が多いと思うので、パナソニックが今後もコントラストAF(DFD)にこだわり続けて改良していくのか、ハイブリッドAF (像面位相差AF + コントラストAF)の採用も視野に入れているのか気になるところです。
ちなみに「コントラストAFが現時点で最良の方式だが、方式にこだわりはない」というインタビュー動画もあります。あと東京五輪で開発中の8K プロトタイプで撮影が行われる可能性も。