パナソニックは、像面位相差ではなくToFセンサー技術でフォーカス問題を解消する?
43 Rumorsが、パナソニックがToF方式の距離画像センサー技術を取り入れたマイクロフォーサーズセンサーを開発している可能性があると噂しています。" FT5 " のレートを付け、ほぼ確定に近い情報(噂)とのこと。
- パナソニックは、中国のスマートフォンメーカー VivoのNEX Dual Phoneからマイクロフォーサーズ・ラインの新AFシステムにToFセンサーを実装すべく開発に取り組んでいる
- これがいつ実際に立ち上がるのか分かっていない
もう1つの情報(噂)は、ToFセンサーがどういうものなのか解説に近い内容でざっくり抜き出してみると、コントラストAFよりも素早く正確で、ハイブリッドAF (像面位相差AF + コントラストAF)よりも優れているとのこと。像面位相差AFは構造的にバンディングの問題が潜んでいますが、その問題も起こらない模様。※以前のソニーの像面位相差のバンディング問題が取り出された事がありましたが、基本どの像面位相差システムでも起こる問題で、他メーカーの像面位相差システムも完全に解消している訳ではありません。
今年ソニーは、スマートフォン市場の需要に期待してToF方式の距離画像センサーの量産を本格的に開始しましたが、将来的にレンズ交換式カメラにもその技術が採用されるのでしょうか。パナソニックも去年ToFセンサーを開発した事を発表済みで、有機センサーと同じように開発が行われ将来的にマイクロフォーサーズ機に搭載される事になるのかもしれません。
43 Rumorsは、これは " AFの聖杯(長年追い求めてきた答え) " のような印象で、像面位相差AFではないが超高速AFを実現するとコメントしています。
パナソニックは、画質の面で像面位相差に否定的なスタンスで、フォーカス精度もコントラストAFの方が上としているので、像面位相差ではないフォーカススピードの解消方法を考えていても不思議はない印象。しかし最近では、柔軟なインタビュー動画も登場しているのでパナソニックが将来的にどのようなAFシステムを構築していくのか注目です。