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リコー 5月8日に年間決算発表を予定 カメラ事業 黒字への期待

リコーが、2023年5月8日に年間決算発表 (2022年4月~2023年3月実績) を予定しています。カメラ事業はQ1-Q3 (2022年4月~12月) まで連続黒字を達成しており、カメラ事業の通期黒字に期待が高まります。それと2021年のデジタル一眼レフの生産台数の話も少しだけ。

カメラ事業 Q1-Q3 連続黒字

前回の2022年度 第3四半期 (2022年10月~12月) 決算発表でリコーは、カメラ事業が Q1-Q3 連続黒字だった事を明らかに。ちなみにカメラ事業は、" その他 " セグメントの1つの事業。" その他 " セグメント自体は赤字ですが、前回の決算発表で「カメラ事業⿊字継続により、利益大幅改善」と表現しています。※その他セグメント : デジタルカメラ、360度カメラ、環境、ヘルスケアなど

ここ数年 リコーイメージングは赤字状態

  • 2022年3月31日 … 純利益 ▲3億9600万円
  • 2021年3月31日 … 純利益 ▲11億3000万円
  • 2020年3月31日 … 純利益 ▲6億3700万円
  • 2019年3月31日 … 純利益 3600万円
  • 2018年3月31日 … 純利益 ▲5億8700万円

過去5年でリコーイメージングが黒字だった事は1回のみ。今回カメラ事業はQ1-Q3まで連続黒字を達成しているので、おそらくQ1-Q4通期でも黒字の可能性が高いと思いますが、正式な発表を待ちたいところ。ただしリコーにとってカメラ事業は多くの事業の1つなので、決算発表で取り上げない事が多いのも確か。リコーが年間決算発表でカメラ事業に触れるのか触れないのか気になるところ。

2021年のデジタル一眼レフ生産台数

生産台数
  • キヤノン … 157万台
  • ニコン … 44万台
  • リコー … 1万台

先日購入した「業界地図 2023年度版」に一眼レフの生産台数が掲載されており、リコー(PENTAX)の一眼レフ生産台数が " 1万台 " となっておりビックリ。2年前の生産台数なのでそれを考慮する必要がありますが、現在のPENTAXとGRの生産台数も気になるところ。※上記の生産台数はテクノ・システム・リサーチ調べ

リコーイメージングは先日「PENTAX K-3 Mark III Monochrome」を発表し大きな話題になりました。需要が供給を上回り上々の滑り出し。今後のPENTAXとGRの計画はどうなっているのか、フィルムカメラプロジェクトもあるし今後の動向にも期待です。工房的ビジネスが成功すると良いな~と。