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シグマ 「富士フイルムからXマウントの仕様を公開してもらっている」新F1.4レンズ計画も

CP+2022がついにオンライン開催。シグマは商品企画部部長 大曽根氏が富士フイルム Xマウントレンズ開発を語る動画を公開。大曾根氏はXマウント用の3本のDC DNレンズを開発するにあたって富士フイルムからXマウントの仕様を公開してもらっている事を明らかに。

すでに分かっている事も含めて個人的に3つの興味深いポイントをピックアップしてみました。

富士フイルムからXマウントの仕様を公開してもらっている

昨日発表した通りシグマは新たにXシグマのラインアップににXマウントが加わる事を、もっと言えばXマウントのシリーズにシグマのレンズが加わる事を私は大変うれしく思っています。マウントが増える事はメーカーにとって享受です。このXマウントの開発におきましては、富士フイルム様からマウントの仕様を公開いただきました。この事が強い後押しになりました。この場を借りて富士フイルム様に御礼を申し上げます。ありがとうございます。

今回の動画の冒頭に富士フイルムからXマウントの仕様が公開された事を明らかにしています。すでにトキナー、タムロン、コシナが富士フイルムからライセンスを受けてXレンズを投入済みで、プレスリリースでXマウント用レンズ専用にAF駆動や通信速度の最適化といった制御アルゴリズムを開発し、高速AFやAF-C(コンティニュアスAF)にも対応してている事を明記していたのでシグマも富士フイルムからライセンスを得ている可能性が高そうでしたが、今回大曽根氏が語った事で確定です。

新F1.4レンズ計画を示唆

シグマは Fナンバー : F1.4 に大変こだわっておりましてSGVからここ10年で何と14本のF1.4レンズを発売しております。ちょっとやりすぎかなと思うところもありますが、まだF1.4レンズを準備していますのでこれかも楽しみにして欲しいと思います。※SGV : SIGMA GLOBAL VISIONの略でお馴染みの Art | Sports | Contemporary 3つのラインの製品構成展開

2:56あたりで大曽根氏が、まだまだF1.4レンズを計画している事を明らかに。今回の動画はXマウントに向けたものですが、計画進行中のF1.4レンズが、DG DNレンズなのかDC DNレンズなのか気になるところ。

18-50mm F2.8 DC DN Xマウント 2022年中の発売に向けて開発中

シグマはこれからも富士フイルム Xマウントレンズを増やしていきたいと思っているので楽しみにしていてください。みなさんが気になっていると思うこのレンズ「18-50mm F2.8 DC DN | Contemporary」のXマウント版を開発している事を謹んでお知らせします。まだ発売時期は決まっていません。年内を目標に開発を急いでおります。明るく非常にコンパクトなレンズがXマウントの世界を大きく広げてくれると確信しています。

シグマは公式サイトですでに2022年内に「18-50mm F2.8 DC DN Xマウント」の発売を予定している事を明らかにしていましたが、18:06あたりから大曽根氏が明言。加えて「F1.4が単焦点レンズのマジックナンバーであれば、F2.8はズームレンズのマジックナンバーではないでしょうか。」と表現しています。

以前山木社長は「今年は、最低1つは新マウントを追加できるかもしれない」と語り今回Xマウントの「16mm F1.4 DC DN | Contemporary」「30mm F1.4 DC DN | Contemporary」「56mm F1.4 DC DN | Contemporary」がCP+2022に向けて発表されました。" 最低1つ " という表現は、2つ目の新たなマウントがそう遠くない未来に登場する可能性がある事を示唆しているのではないでしょうか。ニコンがZマウントのライセンス契約を開始しているのでシグマに注目しているユーザーさんは多いと思います。