ソニー α7S III 「EOS R5」の餌食にならないためのウィッシュリスト記事
このところソニー「α7S III」への期待が再び高まりつつあります。EOSHDが「α7S III」が以下の機能を搭載していなければ競合メーカーの餌食にされるとウィッシュリストを掲載しました。
ソニーはインタビュー記事で「α7S III」は " みんなの期待以上のものとなる " と語っていたが、各社はミラーレス機の動画性能を強化しつつあり、キヤノン「EOS R5」は最先端の動画性能を実現しており「α7S III」は非常に特別なモノとなるために選択の余地はないとコメント。先日ソニーが開催したNAB2020関連プレスカンファレンスは、これまで見てきた中で最もつまらなかったパワーポイント・プレゼンテーションだったと切り捨てています。ソニーは(8K対応)など特別な機能を搭載する事を急いでいない感じで、フルサイズ8K動画に関して明らかにキヤノンに出し抜かれたとも語っています。「α7S III」が以下の機能を搭載していなければ競合メーカーの餌食になるとウィッシュリストを掲載。
- 8K Quad Bayerセンサー
- 電子NDフィルター
- ProRes
- 4k 120fps
- 2K もしくは 4K RAW内部記録
- 画期的なデザイン(設計)
- Veniceカラーサイエンス
- 新しいメニュー周り
以下は私個人の雑談になります。
以前から「α7S III」にQuad Bayerセンサーが搭載されるのではないか?と噂されています。「IMX521」の情報(噂)も以前登場した事も。「IMX521」のベースは6100万画素センサーで画素数的には8Kに対応していますが、Quad Bayer配列時は1500万画素相当になり画素数的に8Kに足りないので8K Quad Bayerセンサーが登場する可能性はあるのでしょうか。実際のところ民生カメラにQuad Bayerセンサーを搭載した時、どのような仕様になるのか使用制限があるのか分かっていません。
ソニーの一部カムコーダーは " 電子式可変NDフィルター " を搭載しているので、これが「α7S III」に搭載されれば、強力な機能になるのではないでしょうか。EOSHDは「FS5とFS7 IIの電子式可変NDフィルターは、センサー上のガラスを暗くするだけなのに、まだ多くのカメラはこの機能を採用しておらず、ソニー(民生)カメラも採用していない」「それを整理する時が来た」とコメントしています。
最近ではBlackmagic DesignのBlackmagic Pocket Cinema Cameraだけではなく、パナソニック「S1H」やニコン「Z 6」などの民生機もProRes RAWに対応し始めています。加えてキヤノンは「EOS C300 Mark III」だけでなく「EOS R5」まで4K120pに対応してきているので「α7S III」がどこまで対応するのか注目しているユーザーさんは多いのではないでしょうか。「EOS R5」に話はそれますが、4K120pに対応しているものの外部出力は4K60pとなっているのが気になるところ。
パナソニック「S1H」は、VARICAMシリーズのカラーサイエンス(絵作り)を反映した機種に仕上がっていますが、「α7S III」も映画制作用CineAltaカメラ「VENICE」のカラーサイエンスを採用するのでしょうか。EOSHDは、現行ソニー民生機はゴミNEXカラーサイエンスを使用しているとダメ出し。コニカミノルタから引き継いだ「α900」の方が、「α7R IV」のデフォルトのクリエイティブスタイルより優れているとコメントしています。この点に関しては、EOSHDオリジナルのピクチャ-プロファイルを宣伝しているので、営業トークが含まれているかもしれません。
ソニー「α7/α9シリーズ」のメニュー周りは国内外で指摘され続けています。毎回新型機のレビュー記事で指摘されている印象。EOSHDは4.5インチ背面モニタを採用し、Blackmagic Pocket Cinema Cameraスタイルのメニューを要望しています。Blackmagicのメニュー周りは動画に最適化されており、最近では富士フイルム「X-T4」が動画専用操作モードを採用しているので「α7S III」は性能だけでなく操作性もどのくらい改善してくるのか注目です。
現時点で発表時期や発売時期をはじめ精度の高いスペック情報(噂)は登場していません。