ソニー「EP&S分野の増収増益は、ほぼカメラからきている」
ソニーは先日2020年度決算発表を行いましたが、質疑応答の中でエレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション分野 (EP&S分野) の増収増益に関する製品カテゴリー別の詳細を求められ「EP&S分野の増収増益は、ほぼカメラからきている」事を明らかにしています。
決算短信・業績説明会資料の中の「説明会の模様(音声データ)」の終盤に質疑応答があり、その最後の質問に対して以下のように語っています。
EP&S分野の製品カテゴリー別の増益については、複雑な話ではなく、ほぼカメラから増収増益はきている。昨年度はコロナ禍で一番マイナスの影響を受けたのはデジタルカメラの分野で、これはもう回復基調にある。国ごとに違うがコロナ禍が収束するに従い、強い商品もあり、また伸びてくると見ている。※説明会の模様(音声データ 0:40:46)より
EP&S分野は、デジタルカメラだけではなくテレビ、オーディオ、放送・業務用機器、モバイル・コミュニケーション(スマホ)など含むので個別の実績が分かり難いのですが、今回の質疑応答の中で「ほぼカメラから増収増益はきている」と語り、コロナ禍が収束するに従いこの増収増益傾向は続くと考えている事が伺えます。
ちなみにEP&S分野の2020年度の売上高は、前年度比705億円(4%)減少し、1兆9,207億円だったものの、営業利益は、前年度比519億円増加し1,392億円の増収となっています。現時点における2021年度 (2021年4月~2022年3月) 見通しは、売上 2兆2,600億円 / 営業利益 1,480億円。
5月は「α6700」の発表が期待され、FEレンズ「FE 100mm F1.4 GM」と「FE 70mm G」も噂されています。2021年後半にどのくらいコロナ禍が収束しているのか気になるところですが、そろそろ「α7 IV」の投入時期も気になるところ。