ソニー「FE 50mm F2.5 G」光学性能もハンドリングも申し分ない標準単焦点レンズ
ePHOTOzineが、ソニー Eマウント フルサイズ対応 小型軽量標準単焦点Gレンズ「FE 50mm F2.5 G | SEL50F25G」レビューとサンプル画像を掲載しました。光学性能は部分的に「FE 40mm F2.5 G」に少し及ばないところがあるが、最高の画像品質と申し分ない操作性を実現していると評価しています。
FE 50mm F2.5 Gの長所
- 全体的に均一で素晴らしいシャープネス
- 良く制御された色収差(CA)
- 控え目な周辺減光
- ほぼ完璧と言って良い直線 ※高いレベルに制御された歪曲
- 高速・静音・高精度AF
- 絞りリングはデクリック機能を搭載
- 卓越したフレア耐性
- 防塵防滴に配慮した設計
- 素晴らしいエルゴノミクス・デザイン
FE 50mm F2.5 Gの短所
- 距離目盛なし
- 被写界深度目盛りなし
4.5星を獲得し " かなりお勧めレンズ " に選出しています。「FE 50mm F2.5 G」は最高の画像品質と申し分ない操作性を実現した標準レンズであると選出理由を挙げています。※beautifullyは、美しくだけでなく " 素晴らしい " や " 申し分ない " などの表現があります
評価
ePHOTOzineはソニー三兄弟単焦点レンズ「FE 24mm F2.8 G」と「FE 40mm F2.5 G」のレビュー記事を掲載し今回が3本目のレンズになりますが「FE 50mm F2.5 G」は間違いなく最高レンズの1本であると第一声。セットとして非常に高いレベルにあるレンズで一貫していると評価。エルゴノミクスは素晴らしく、技術的にも申し分ない仕上がりであると解説。この素晴らしいコンパクトな3本のレンズは、身軽な旅行にピッタリであるともコメントしています。
50mmレンズは価格的にもコンセプト的にも数多く存在し、よりF値が明るいレンズが存在するがその分サイズは大きくなる傾向があると市場状況を説明。プラスチックをふんだんに使用した(安価な)レンズはそれなりシェアを獲得しているが、この新レンズの高い性能には及ばないかもしれないとコメントしています。※「FE 50mm F2.5 G」の外装とフードはアルミニウム製 ※plastic fantastics文章の箇所は、自分なりの解釈を優先しました
「FE 50mm F2.5 G」は、非の打ち所がない性能を発揮しながらも競合メーカーとバランスが取れたリーズナブルな価格を実現していると結論付けています。ハンドリングも素晴らしく間違いなく強くお勧めすると主張。
MTFチャート
独自MTFチャートを掲載しており…
- 50mm 中央部 … F2.5~F11まで素晴らしく、F16~F22は非常に良好
- 50mm 周辺部 … F2.5~F11まで素晴らしく、F16~F22まで非常に良好
これは非の打ち所がない性能を実現しており、端から端まで均一な性能は特筆すべきことであると評価しています。実際に掲載されているMTFチャート見てみると、同じF値における中央部と周辺部の差がほぼ無い事が確認できます。F5.6でピークを迎えますが、F5.6-F11まで周辺部の方が性能が高い結果に。
色収差
色収差(CA)はカメラ内補正をオフにして測定しているとのこと。色収差は中央部・周辺部ともに非常に低いレベルでカラーフリンジはほとんど見受けられないと解説。この以上の補正は必要ない模様。
歪曲
歪曲は +0.05% の糸巻型歪曲が存在するものの、この数値はマクロレンズよりも直線的な値であり、ほぼ完璧と言って良いと評価しています。
ボケ味
ボケ味は素晴らしく、前回レビューした「FE 40mm F2.5 G」に少し及ばないかもしれないが、それでも素晴らしいボケ味であるとのこと。
フレア耐性
フレア耐性は並外れた性能を実現しており、非常に厳しいシーンでもフレアのないクリーンな画像が撮影可能としています。「FE 24mm F2.8 G」と「FE 40mm F2.5 G」と同様にレンズフードが付属していない事をマイナスポイントとして挙げており、水滴や衝撃から保護する事ができないと指摘。
周辺減光
- F2.5 … -1.7
- F4.0 … -1.5
- F5.6 … -1.4
- F8.0 … -1.2
- F11 … -1.1
開放時 周辺減光が明らかに存在しF値を絞るとすぐに軽減すると解説。「FE 40mm F2.5 G」と比べるとわずかに及ばないが、充分に満足できる性能であると評価。控え目な周辺減光は、一部の被写体、特にポートレート撮影において効果的である事も言及しています。