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キヤノン「EOS R3」実際にハンズオンしている画像が登場「R YOU READY EOS R3」

CanonAsiaが公開したキヤノン「EOS R3」スニークピーク動画「Canon EOS R3 - Preview Highlights」で実際に本体をハンズオンしたシーンが登場します。7つの特徴を挙げているのでその流れの中で見ていきましょう。※動画の内容自体はスペシャルサイトと同じです。

7月6日に公開された動画なのですでにご存じの方は多いと思いますが、自分は見落としていて今回「EOS R3」を実際にハンズオンしている画像を見たのは今回が初めてかも。以前Gordon Laing氏が公開した動画が話題になった事がありましたが、この時は「EOS R3」を実際にハンズオンしたシーンはありませんでした。

EOSシリーズ初のフルサイズ裏面照射積層 CMOSセンサー

EOS R3
  • EOS初となるフルサイズ裏面照射積層 CMOSセンサー
  • 自社開発
  • 高性能映像エンジン DIGIC X 搭載

自社開発の文言が目立ちます。キヤノンは画素数を明らかにしておらず、DIGIC Xとの組み合わせで高速連写や動画をはじめとする基本性能を引き上げてきた印象。

EOS R3

ちなみに以前英国キヤノンが自社生産の文言を削除して話題になりましたが、現在 英国キヤノンの公式サイトを見てみるとさらに情報を更新しており、自社生産だけでなく自社開発の文言も削除した事が確認できます。PetaPixelがキヤノンから直接「EOS R3」搭載センサーは " 自社生産 " である確認が取れた記事を掲載しましたが、やはり正式発表時にキヤノンから " 自社開発・自社生産 " の詳細なところを明らかにして欲しいところ。

さらにパワフルになった電子シャッター

EOS R3
  • 最高約30コマ/秒の AF・AE追従撮影
  • RAW撮影においても最高約30コマ/秒
  • 電子シャッター撮影時にもストロボ撮影が可能
  • デュアルカードスロット : CFexpress+SDカード

2番目に特徴として電子シャッター機能の強化を挙げています。デュアルカードスロットで構成はCFexpress+SDカードとのこと。ちなみにソニー「α1」は、CFexpress Type Aメモリーカード+SDカードのデュアル構成。「EOS R3」が採用するCFexpressカードが、Type BなのかType Aなのか気になるところ。

新たなAF機能

EOS R3
EOS R3
  • 視線入力対応ファインダーを新搭載
  • ディープラーニング技術の活用により、人物の瞳のと(新たに)胴体の検出を実現
  • (人物・動物に加えて)モータースポーツAF(車・バイク)に対応 ※静止画・動画

ここで実際に「EOS R3」を構えているシーンが登場。個人的に実際に「EOS R3」をハンズオンしている画像を見るのは今回が初めてです。やはり「EOS-1D X Mark III」よりは小型軽量なのかな~と感じさせてくれる印象。被写体認識AFは各社が切磋琢磨して進化していくと思いますが、キヤノンが今回搭載した " 視線入力対応ファインダー " の仕上がり具合に注目しているユーザーさんは多いのではないでしょうか。

向上した低照度撮影性能

EOS R3
  • AF低輝度限界 EV-7.0以上
  • レンズISとボディISの協調制御により8.0段分の手ブレ補正効果

低照度性能の向上もアピール。「EOS R5」とAF低照度性能と手ブレ補正効果を比べると…

  • EOS R3 … EV-7.0以上 / 8.0段分効果
  • EOS R5 … EV-6.0 / 8.0段分効果

AF低輝度限界性能は1段向上している事が分かります。あと両性能は装着レンズのF値やカメラの設定でも変わってくるので※印の解説は目を通しておく必要があります。

プロ用途に対応した高い動画性能

EOS R3
EOS R3
  • 4K Canon Log3
  • 4K オーバーサンプリング
  • RAW内部記録対応

今のところ「EOS R3」は8Kに対応していななさそうな感じですがキヤノンは 4K Canon Log3 / 4K オーバーサンプリング / RAW内部記録 に対応している事を明らかにしています。

両手でガシっと「EOS R3」を構えたシーンが登場。開発発表時に感じましたが、Canon is Canon 的なボディデザインですよね。デジタル一眼レフ時代の縦グリップ一体型ボディのカメラの背面モニタは固定式が一般的でしたが、「EOS R3」はバリアングル式モニタを採用しています。

フラッグシップ・レベルの信頼性を実現したボディ

EOS R3
  • EOS-1Dシリーズと同等の防塵・防滴性能
  • マグネシウム合金ボディ
  • 有線LANと5GHz Wi-Fiに対応 (11ac相当)

これまでの状況を踏まえると「EOS R3」はフラッグシップ機ではない感じで " フラッグシップ・レベルの信頼性 " という表現を見るとやはり「EOS R3」はフラッグシップ機ではないように見えるのは自分だけでしょうか。しかしEOS-1Dシリーズと同等の信頼性あるボディに仕上がっているので信頼性自体は変わりない事が伺えます。

EOS-1Dシリーズの操作性とEOS R5の使い易さを継承

EOS R3
EOS R3
  • マルチコントローラー、 スマートコントローラーを採用
  • バリアングル式液晶モニタ
  • 3つの電子ダイヤル (メイン電子ダイヤル、サブ電子ダイヤル1・2)

最後は「EOS R3」の操作性と使い易さに言及。EOS-1Dシリーズの操作性とEOS R5の使い易さを継承しているとのこと。このシーンでは実際にバリアングル式モニタとダイヤル類を動作させています。

R YOU READY EOS R3

EOS R3

おそらく「Are you ready / 準備は出来ているか?」をもじった「R YOU READY EOS R3」のメッセージが最後に登場。このメッセージを見る限りそう遠くない未来に発表されそうな印象です。今のところ9月発表が噂されており「EOS R3」は東京五輪で一部のフォトグラファーに貸出しているようなので「EOS R3」お登場は時間の問題ではないでしょうか。